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【市況】14日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と続伸、素材株しっかり

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

14日の中国本土市場は小幅ながら値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.30ポイント(0.07%)高の3239.33ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、2.44ポイント(0.07%)高の3392.00ポイントで取引を終えた。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は0.59ポイント(0.17%)安の347.12ポイント、深センB株指数は1.50ポイント(0.13%)高の1143.80ポイントで終了した。

中国の景気期待で買われる展開。この日公表された今年1~2月の経済統計は、小売売上高は下振れたものの、鉱工業生産や固定資産投資が上振れた。不動産開発投資も堅調に伸びるなど、概ね良好な結果だったといえる。市中金利の上昇などを嫌気し売られる場面がみられたものの、引けにかけて買いの勢いが強まった。

業種別では、鉄鋼やセメントなど素材株がしっかり。馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が1.5%高、安徽海螺セメント(600585/SH)が3.8%高で引けた。固定資産投資の伸びが手がかり。素材需要の拡大が連想された。ゼネコンや建機のインフラ関連株も買われる。石油や石炭のエネルギー株、自動車株、銀行株、ITハイテク関連株なども上昇した。


【亜州IR】

《WA》

 提供:フィスコ

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