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【市況】東京株式(大引け)=24円安、利益確定売りに反落も下げ幅は限定的

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は売り買い交錯で方向感の定まらないなか、日経平均株価は前日比小安い水準でもみ合う展開に終始した。

 大引けの日経平均株価は前日比24円25銭安の1万9609円50銭と4日ぶり小幅反落。東証1部の売買高概算は17億5824万株、売買代金概算は1兆7814億4000万円。値上がり銘柄数は899、対して値下がり銘柄数は945、変わらずは160銘柄だった。

 きょうの東京市場は利益確定売りに押されたが下げ幅も限定的だった。前日の欧州株市場が総じて堅調な値動きだったほか、米国株市場ではNYダウは軟調だったもののナスダック指数は半導体関連株が牽引して上昇、外国為替市場でも朝方は円安傾向にありリスクオンの流れにあった。ただ、15日の米FOMCの結果やオランダの議会選挙の結果を見極めたいとの思惑が、買いを手控えさせた。一方、下値を売り込む動きもなく日経平均は1万9600円台前半の狭いレンジでの往来となった。東証1部の売買代金は1兆8000億円を下回るなど低調だったが、個別株物色の流れは健在で、時価総額の小さい中小型材料株に買われるものが目立った。

 個別では、前場急落していた東芝<6502>が後場中盤から急速に下げ渋り大引けはプラス圏で着地、売買代金も群を抜いている。また、三菱重工業<7011>が物色人気となったほか、GMOペイメントゲートウェイ<3769>も値を飛ばした。ブイ・テクノロジー<7717>が急動意、前日ストップ高のイーブックイニシアティブジャパン<3658>も続急騰となった。大豊建設<1822>、曙ブレーキ工業<7238>なども大きく買われている。ヨコオ<6800>も高い。

 半面、トヨタ自動車<7203>が軟調に推移、任天堂<7974>が冴えず、リクルートホールディングス<6098>も売りに押された。ワコム<6727>が急落、gumi<3903>も大幅安。アシックス<7936>、ナブテスコ<6268>が売られ、日新製鋼<5413>も値を下げた。カネカ<4118>も安い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2017年03月14日 16時09分

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