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2017年03月14日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

イーブック <日足> 「株探」多機能チャートより

■ミロク <7983>  406円 (+80円、+24.5%) ストップ高

 ミロク <7983> [東証2]が4日続急騰。10日に決算を発表。17年10月期第1四半期(16年11月-17年1月)の連結経常利益が前年同期比3.1倍の3.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。主力の高級二連やライフルの販売が好調だったことが寄与。好採算品の売上増加も利益を押し上げた。上期計画の4.9億円に対する進捗率は68.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■イーブック <3658>  1,149円 (+150円、+15.0%) ストップ高

 東証1部の上昇率2位。イーブックイニシアティブジャパン <3658> がストップ高に買われ、昨年来高値を更新した。同社は10日に決算を発表。17年3月期(14ヵ月の変則決算)の第4四半期(16年11月-17年1月)連結経常損益が1億2700万円の黒字(前年同期は8600万円の赤字)に浮上したことが買い材料視された。同社は昨年9月にヤフーによる連結子会社化が完了し、12月からYahoo! JAPAN関連各種サービスとの連携を開始している。11-1月期は電子書籍事業で主力のマンガを中心に品揃えを強化、販促キャンペーンも奏功し登録会員数が増加したほか、クロスメディア事業では紙・DVD販売が引き続き好調だった。販管費を抑制したことなども黒字転換に貢献した。

■コスモス <6772>  349円 (+45円、+14.8%)

 東京コスモス電機 <6772> [東証2]が続急伸。同社は東証2部上場銘柄だが、商い高水準のなか上昇基調を強めており、需給相場の様相を呈している。前週6日に、東証が信用取引規制(買い付けにかかわる委託保証金率50%以上)を解除したことを契機に、物色人気が再燃、時価は3月8日につけた昨年来高値316円を払拭し、新値街道に復帰した。今期経常黒字転換が濃厚で、従来予想の1000万円から9000万円予想に上方修正している。利益水準はまだ低いものの、来期についてはトヨタ自動車 <7203> 向け「車載フィルムヒーター」の受注などが寄与して、急回復が有望視されている。

■カナモト <9678>  3,190円 (+298円、+10.3%)

 東証1部の上昇率5位。カナモト <9678> が続急騰。前週末10日の取引終了後に発表した第1四半期(16年11月-17年1月)連結決算が、売上高389億3700万円(前年同期比11.0%増)、営業利益44億9000万円(同10.3%増)、純利益31億2800万円(同23.5%増)と2ケタ増益だったことが好感された。東京五輪に向けたインフラ再整備を中心に建設需要が底堅く推移したほか、熊本地震や北海道で発生した豪雨災害による復旧工事などで建機レンタルの需要が増加した。建機への設備投資が高水準で推移し減価償却費が膨らんだが、増益を確保した。なお、17年10月期通期業績予想は、売上高1530億円(前期比5.6%増)、営業利益158億2000万円(同4.5%増)、純利益94億6000万円(同16.8%増)の従来予想を据え置いている。

■丹青社 <9743>  890円 (+81円、+10.0%)

 東証1部の上昇率6位。丹青社 <9743> が3日続急騰。10日に決算を発表。17年1月期の連結経常利益は前の期比24.6%増の41.1億円に伸びて着地。続く18年1月期も前期比4.5%増の43億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はホテルや観光施設、イベント施設向けディスプレー施工の受注拡大を見込む。併せて、配当性向の引き上げ(40%→50%)に伴いに、今期の年間配当は前期比8円増の30円に増配する方針としたことも支援材料。前日終値ベースの配当利回りは3.71%に上昇した。

■西芝電 <6591>  186円 (+10円、+5.7%)

 西芝電機 <6591> [東証2]が急伸。同社は船舶用電機システムを手掛け、17年3月期は円高デメリットなどから、会社側は営業2ケタ減益予想にあるが、発電・産業システム部門などが好調で市場では上振れ余地が指摘されている。また、18年3月期についても東京五輪関連の需要をとらえ増益基調は維持される可能性がある。同社は東芝 <6502> が過半の株式を保有する親会社。東芝の再建に絡み、グループ会社の株式売却検討に関する報道が相次ぐなか、PBRが会社解散価値を4割も下回る0.6倍と極めて割安圏にあることから、株価水準是正に向けた思惑含みの買いを引き寄せた。なお、一部報道された東芝テック <6588> の株式売却検討の可能性が意識されるなか、東芝テックは大幅高で4連騰と上値追いを鮮明としており、その流れが波及した部分もあるようだ。

■フルッタ <2586>  771円 (+40円、+5.5%)

 フルッタフルッタ <2586> [東証M]が急反発。13日前引け後にアスラポート・ダイニング <3069> グループの弘乳舎と共同開発した業務用新商品「アサイー冷凍デザート」の販売を開始したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入った。まずは、アサイーの風味をいかした「アサイーゼリー」とブルーベリーの風味をいかした「アサイーブルーベリーゼリー」の2種類を、宅配弁当大手のGLUG(東京都千代田区)で販売をスタートさせる。その後は、宅配弁当市場だけでなく、給食、社員食堂、病院食などへの展開も検討。特に、給食市場については、弘乳舎が地元である九州地域の学校給食市場への販路を既に構築していることから、同ルートを活用したアサイー冷凍デザートの販売について協議を進めるとしている。

■神島化 <4026>  1,689円 (+79円、+4.9%)

 神島化学工業 <4026> [東証2] が反発。10日に決算を発表。17年4月期第3四半期累計(16年5月-17年1月)の経常利益(非連結)が前年同期比72.7%増の12.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。住宅分野で軒天井ボードの高級化製品の販売が好調だったほか、非住宅分野では耐火パネルの需要が増加し、3.6%の増収を確保。輸入燃料価格の下落に加え、固定資産の償却方法変更による減価償却費の減少なども大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の18円→20円(前期は12円)に増額修正したことも支援材料となった。

■イトクロ <6049>  3,915円 (+180円、+4.8%)

 イトクロ <6049> [東証M] が続伸。10日に決算を発表。17年10月期第1四半期(16年11月-17年1月)の経常利益(非連結)が前年同期比46.1%増の4億円に拡大して着地したことが買い材料視された。同社は「塾ナビ」「みんなの学校情報」「家庭教師比較ネット」「医学部受験マニュアル」などのポータルサイトを運営している。第1四半期は主力の情報サイト「塾ナビ」を中心に学習塾や予備校から受け取る手数料収入が伸びたことが収益を押し上げた。

■神栄 <3004>  200円 (+9円、+4.7%)

 神栄 <3004> が反発。個人投資家を中心とした短期資金に人気があり、上ヒゲをつけやすい銘柄だがシコリ玉も乏しい。滞留出来高の希薄な価格帯に入ることで一段の上値追いを期待した追随買いを誘ったもよう。繊維商社の老舗だが、電子部品事業などへの多角化で成功している。17年3月期経常利益を従来予想の4億5000万円から8億5000万円に大幅増額しており、配当も年3円配当と前期実績の1円50銭から増配する計画。直近では、グループ会社が宅配ボックスを手掛けていることで宅配便の荷物増加の対策で浮上した宅配ロッカー関連の一角としても注目された。

■アゼアス <3161>  567円 (+23円、+4.2%)

 アゼアス <3161> が3日続伸。同社は防護服の専門商社だが、利益の回復が急でポジティブサプライズとなった。10日取引終了後に発表した17年4月期第3四半期累計(16年5月-17年1月)の連結決算は、売上高は減収だったものの、営業利益が1億2400万円(同3.6倍)と高変化をみせた。通期業績予想については従来見通しを据え置いているが、通期営業利益1億1500万円(前期比45.7%増)の計画を既に超過している。

※13日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
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