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【特集】イーストン Research Memo(1):自動車向け半導体とCSB製品の好調で収益が回復し、新中計は順調に進捗中

イーストン <日足> 「株探」多機能チャートより

■要約

ルネサスイーストン<9995>は技術系エレクトロニクス商社で、ルネサスエレクトロニクス<6723>の有力特約店である。取扱商品はルネサスエレクトロニクス製半導体が中心となっているが、海外製品を中心に同社が独自に開拓してきた商材の拡大にも力を入れている。

1. 四半期ベースでの回復が続き、2017年3月期第3四半期は過去最高経常利益
足元の業績は順調な回復を見せている。2017年3月期は第1四半期の収益のレベルが大きく落ち込んだが、その後は四半期ベースで期を追って回復を見せている。第3四半期には売上高は7四半期ぶりに20,000百万円台を回復するとともに、経常利益は為替効果もあって四半期ベースでの過去最高を記録した。同社が注力する自動車向けや新規ビジネス(CSB製品)の拡大が貢献したほか、仕入れ効率化による利益率改善の取り組みが奏功した。

2. ルネサスエレクトロニクス製品とCSB製品の売上拡大で中期経営計画の達成を目指す
同社は2017年3月期?2019年3月期の3ヶ年中期経営計画『Project “C”』に取り組んでいる。中核となる施策は1)ルネサスエレクトロニクス製品の売上拡大と、2)新規ビジネス(CSB)の業容拡大の2つだ。1)については自動車と産業両分野で世界的に高シェアを有するルネサスエレクトロニクス製品を、有力特約店として販売を加速させる方針。CSBについても、顧客ニーズの把握や掘り起こしを進めて業容拡大につなげる計画だ。これまでのところは両者とも順調に進捗している。

3. 2017年3月期通期は利益上振れの可能性。来期も増収増益の見通し
今後の見通しも順調な推移が予想される。2017年3月期は第3四半期までの進捗から見て、売上高は80,000百万円の会社予想に届かない可能性があるが、利益面では会社予想を10%以上上回ってくるとみられる。ルネサスエレクトロニクスの車載向け半導体やCSB製品が好調で、仕入れの効率化と製品構成差で売上総利益率が拡大したことが利益の超過達成につながるとみられる。2018年3月期についても2017年3月期と同様の構図が続き、増収増益を継続すると弊社ではみている。

■Key Points
・中期経営計画『Project “C”』では最終年度の2019年3月期で売上高900億円、営業利益率2%を目指す
・ルネサスエレクトロニクス製品の販売を伸ばすことが第1の成長戦略
・CSB製品の拡大は収益性改善や収益安定性増大にもつながる重要な施策

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ
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