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【市況】13日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高と4日ぶり反発、不動産セクター急伸

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

13日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比24.26ポイント(0.76%)高の3237.02ポイントと4日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、25.46ポイント(0.76%)高の3389.56ポイントで取引を終えた。外貨建てB株相場は続伸。上海B株指数は1.00ポイント(0.29%)高の347.70ポイント、深センB株指数は7.23ポイント(0.64%)高の1142.29ポイントで終了した。

安寄り後に買われる流れ。重要会議の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開催されるなか、政策に対する期待感が強まっている。資金ひっ迫の警戒感もやや薄らぐ。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、リバースレポを通じた資金供給を3営業日ぶりに再開した。

業種別では、不動産株の上げが目立つ。保利地産(600048/SH)が4.8%、北京首都開発控股(600376/SH)が3.3%、緑地控股(600606/SH)が2.1%ずつ上昇した。「不動産税」正式導入の先送り観測が浮上している。当局が住宅在庫圧力の大きい都市で土地供給を一時停止する方針を示したことなどが材料視された。金融株や素材株、自動車株、インフラ関連株、消費関連株、ITハイテク関連株などが幅広く物色されている。

(亜州IR)

《MT》

 提供:フィスコ

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