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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:WASHハウ、丹青社、カナモト

WASHハウ <日足> 「株探」多機能チャートより
■WASHハウス <6537>  9,720円  +1,040 円 (+12.0%)  11:30現在
 10日、WASHハウス <6537> [東証M]が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■丹青社 <9743>  903円  +94 円 (+11.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 10日、丹青社 <9743> が決算を発表。17年1月期の連結経常利益は前の期比24.6%増の41.1億円に伸びて着地。続く18年1月期も前期比4.5%増の43億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はホテルや観光施設、イベント施設向けディスプレー施工の受注拡大を見込む。併せて、配当性向の引き上げ(40%→50%)に伴いに、今期の年間配当は前期比8円増の30円に増配する方針としたことも支援材料。前日終値ベースの配当利回りは3.71%に上昇した。

■カナモト <9678>  3,220円  +328 円 (+11.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 カナモト<9678>は大幅続伸。前週末10日の取引終了後に発表した第1四半期(16年11月~17年1月)連結決算が、売上高389億3700万円(前年同期比11.0%増)、営業利益44億9000万円(同10.3%増)、純利益31億2800万円(同23.5%増)と2ケタ増益だったことが好感されている。東京五輪に向けたインフラ再整備を中心に建設需要が底堅く推移したほか、熊本地震や北海道で発生した豪雨災害による復旧工事などで建機レンタルの需要が増加した。建機への設備投資が高水準で推移し減価償却費が膨らんだが、増益を確保した。なお、17年10月期通期業績予想は、売上高1530億円(前期比5.6%増)、営業利益158億2000万円(同4.5%増)、純利益94億6000万円(同16.8%増)の従来予想を据え置いている。

■イトクロ <6049>  4,045円  +310 円 (+8.3%)  11:30現在
 10日、イトクロ <6049> [東証M] が決算を発表。17年10月期第1四半期(16年11月-17年1月)の経常利益(非連結)が前年同期比46.1%増の4億円に拡大して着地したことが買い材料視された。同社は「塾ナビ」「みんなの学校情報」「家庭教師比較ネット」「医学部受験マニュアル」などのポータルサイトを運営している。第1四半期は主力の情報サイト「塾ナビ」を中心に学習塾や予備校から受け取る手数料収入が伸びたことが収益を押し上げた。

■FFRI <3692>  5,480円  +330 円 (+6.4%)  11:30現在
 10日、FFRI <3692> [東証M]が17年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億円→2億4000万円に2.4倍上方修正したことが買い材料視された。標的型サイバー攻撃の脅威増大を背景に、セキュリティ対策製品の販売が法人向け、個人向けともに伸びる。人材採用費を中心に経費が想定を下回ることも利益上振れに貢献する。

■LITALICO <6187>  1,739円  +89 円 (+5.4%)  11:30現在
 10日、東証がLITALICO <6187> [東証M]を17日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■エイチーム <3662>  2,406円  +113 円 (+4.9%)  11:30現在
 10日、エイチーム <3662> が決算を発表。17年7月期上期(16年8月-17年1月)の連結経常利益が前年同期比76.7%増の10.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。昨年6月にリリースしたスマートフォン向けゲーム「ヴァルキリーコネクト」「ユニゾンリーグ」が好調だったことが寄与。同社は2月2日付で連結経常利益を従来予想の3億円→9.5億円に上方修正していた。決算発表を受けて好業績を評価する買いが改めて向かったようだ。

■リクルート <6098>  5,870円  +200 円 (+3.5%)  11:30現在
 リクルートホールディングス <6098> が続伸し、連日で上場来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が10日付で同社の投資判断「オーバーウエート(強気)」を再強調し、目標株価5270円→8220円に大幅増額したことが買い材料視された。リポートでは、新しい価値創造力と持続的成長力を長期視点で評価すると報告。AI技術などを活用することで同社のマッチング・プラットフォームは急速に進化すると考え、長期的に「サービス利用者数で世界No.1マッチング・プラットフォーマー」に変貌すると予想している。

■ヨコオ <6800>  1,545円  +38 円 (+2.5%)  11:30現在
 ヨコオ<6800>が新値追い。同社株は機関投資家とみられる継続的な実需買いを背景に、昨年7月を起点とする中長期上昇波動を形成。週足ベースでは約8カ月間にわたり押し目を入れないまま、13週移動平均線との上方カイ離を拡大する鮮烈な上げ足をみせている。車載向けマイクロアンテナが収益に貢献している。コネクターも高付加価値品が好調で17年3月期経常利益は従来予想の15億円から23億5000万円(前期比2.9倍)に大幅増額している。さらに、来期についても増益基調が続く可能性が高いほか、自動運転関連として中期的なテーマにも乗ることで、買い人気を引き寄せている。

■錢高組 <1811>  425円  +9 円 (+2.2%)  11:30現在
 10日、銭高組 <1811> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.34%にあたる25万株(金額で1億0400万円)を上限に、13日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は10日終値の416円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■GMO-PG <3769>  5,560円  -1,000 円 (-15.2%) ストップ安売り気配   11:30現在  東証1部 下落率トップ
 10日、GMOペイメントゲートウェイ <3769> が不正アクセスにより、クレジットカードの番号などを約72万件の情報が流出した可能性があると発表したことが売り材料視された。発表によると不正アクセスがあったのは、東京都の都税クレジットカード支払いサイトと、住宅金融支援機構の団体信用生命保険特約料クレジットカード支払いサイト。調査の結果、クレジットカード番号やクレジットカードの有効期限、メールアドレスなどの情報が流出した可能性があることが分かったという。同社では今後クレジットカード会社と協議の上、対応を進めるとしている。発表を受けて、個人情報流失による補償問題などを懸念する売りが殺到した。

■石油資源開発 <1662>  2,638円  -24 円 (-0.9%)  11:30現在
 石油資源開発<1662>や、JXホールディングス<5020>、出光興産<5019>といった石油関連株は安い。10日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近4月物が前日比0.79ドル安の1バレル48.49ドルに下落。一時、48.31ドルと昨年11月末以来、3カ月半ぶりの安値水準に売られた。米国の在庫増による需給悪化などを懸念する売りが膨らんでいる。JXは日本とサウジアラビアの経済協力でサウジアラムコと製油所設立で提携の検討を始めると、13日付の日本経済新聞は報じているが市場の反応は限定的となっている。

●ストップ高銘柄
 ミロク <7983>  406円  +80 円 (+24.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 リーバイス <9836>  464円  +80 円 (+20.8%) ストップ高   11:30現在
 テイン <7217>  654円  +100 円 (+18.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 イーブック <3658>  1,149円  +150 円 (+15.0%) ストップ高   11:30現在
 以上、4銘柄

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