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【市況】10日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安と3日続落、自動車セクターはしっかり

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

10日の中国本土マーケットは小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.99ポイント(0.12%)安の3212.76ポイントと3日続落した。約3週ぶりの安値水準に低迷している。上海A株指数も下落し、4.22ポイント(0.13%)安の3364.10ポイントで取引を終えた。半面、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数は0.90ポイント(0.26%)高の346.71ポイント、深センB株指数は5.29ポイント(0.47%)高の1135.07ポイントで終了した。

資金ひっ迫の懸念がくすぶる。中国人民銀行(中央銀行)は10日、リバースレポを通じた資金供給を前日に続き見送ると発表した。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の1カ月物金利は高止まりしている。昨年11月時点の2.7%台から、足元では4.1%台に上昇。約1年半ぶりの高い水準で推移した。

業種別では、エネルギー株の下げが目立つ。中国神華能源(601088/SH)と海洋石油工程(600583/SH)がそろって1.2%安で引けた。ゼネコンや建機のインフラ関連株も安い。金融株や発電株なども売られた。

半面、自動車株はしっかり。上海汽車集団(600104/SH)が1.4%、広州汽車集団(601238/SH)が1.2%ずつ上昇した。鉄鋼株や非鉄株の一角も上昇した。

(亜州IR)

《MT》

 提供:フィスコ

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