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【特集】サカタインクス Research Memo(5):高収益化が進展

サカタINX <日足> 「株探」多機能チャートより

■サカタインクス<4633>の業績動向

2. 売上総利益率の上昇で高収益化が進展
2015年12月期が決算期変更で9ヶ月決算だったためややイレギュラーな面もあるが、売上総利益率は上昇基調である。2016年12月期の売上総利益率は24.8%となり、2013年3月期の22.4%に比べて2.4ポイント上昇した。一方で販管費比率は18.1%で同0.4ポイント上昇にとどまっている。結果として営業利益率が上昇基調であり、高収益化が進展している。環境配慮型高機能・高付加価値製品の拡販、継続的なコスト削減への取り組みの成果と考えられる。またROEは特別損失が増加した2015年3月期を除いて10%超を維持している。

財務面では自己資本比率が着実に上昇し、2016年12月期は50%を超えた。また2016年12月期末の長短借入金は16,358百万円で、2015年12月期末比2,087百万円減少した。営業キャッシュ・フローの改善と有利子負債の削減でキャッシュ・フロー対有利子負債比率が大幅に改善し、財務面での健全性も一段と高まっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

《HN》

 提供:フィスコ

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