【市況】東京株式(前引け)=円安背景に幅広く買われ大幅続伸
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、寄り付きから買い優勢の展開だったが、その後物色人気が高まり1万9600円近くまで水準を切り上げた。外国為替市場で1ドル=115円台前半まで円安が進行したことで投資家心理が改善した。これまで上値の重かった主力株に買いが流入する形で全般はリスク選好ムードに包まれている。値上がり銘柄数は1500を超え、東証1部全体の77%の銘柄が上昇する買い気の強い展開となった。メジャーSQ算出に絡み、売買代金は前場段階で1兆7000億円台に膨らんだ
個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が売買代金トップで堅調、ファーストリテイリング<9983>も高い。ソニー<6758>が上昇、ファナック<6954>もしっかり。ブリヂストン<5108>、第一生命ホールディングス<8750>も買われた。星光PMC<4963>が値を飛ばし、三井ハイテック<6966>、大塚ホールディングス<4578>の上げも目立つ。半面、NTTデータ<9613>が軟調、新日鉄住金<5401>も冴えない。アルファ<3434>が大きく利食われ、オルトプラス<3672>も大幅安。クミアイ化学工業<4996>の下げが目立ち、フィード・ワン<2060>も安い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)