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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アイビー、菱洋エレク、東京個別

アイビー <日足> 「株探」多機能チャートより
■アイビー化粧品 <4918>  12,100円  +1,320 円 (+12.2%)  11:30現在
 9日、アイビー化粧品 <4918> [JQ]が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■菱洋エレクトロ <8068>  1,708円  +103 円 (+6.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 9日、菱洋エレクトロ <8068> が決算を発表。17年1月期の連結最終利益は前の期比10.6%増の8.2億円に伸びて着地。続く18年1月期も前期比33.8%増の11億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期はIoT関連で昨年リリースしたWi-FiソリューションやAI・ディープラーニング関連を中心とした高付加価値製品の販売が伸びる見通しだ。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比20円増の60円に増配する方針とした。前日終値ベースの配当利回りは3.7%に上昇した。併せて、発行済み株式数の2.90%にあたる80万株の自社株を消却すると発表。これを受けて、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■東京個別指導学院 <4745>  1,298円  +68 円 (+5.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 東京個別指導学院 <4745> が11日続伸し、連日で上場来高値を更新した。9日、17年2月期の新規入会者数が前期比10.6%増の2万4774人に伸びたと発表したことが買い材料視された。3-11月期の新規入会者数は前年同期比8.8%増だったことから、足元の新規入会者数の増加を好感する買いが向かった。4月5日に発表予定の17年2月期経常利益は前の期比8.1%増の24億円に伸びる見通し。また、併せて発表した2月末の在籍生徒数は同3.9%増の2万3807人だった。

■イーレックス <9517>  1,205円  +51 円 (+4.4%)  11:30現在
 イーレックス<9517>が反発している。同社は9日、家庭や商店向けの低圧電力の供給申し込み件数が5万件を突破したと発表した。同社グループは16年4月から子会社を通じて、家庭や商店向けに電灯・低圧電力の電力供給を行っている。現在は東北や関東、中部、近畿、中国、九州の各エリアを供給対象地域としているが、4月から四国でも供給開始を予定している。

■ラクス <3923>  1,690円  +67 円 (+4.1%)  11:30現在
 ラクス<3923>が昨年来高値更新。9日の取引終了後に発表した2月度の月次売上高が前年同月比22.9%増の4億5200万円と23カ月連続で前年を上回ったことが好材料視されている。クラウドサービス全体のストック売上増加額が過去最高であった前月には及ばなかったものの、次期主力サービスである「楽楽精算」が牽引、前月に次ぐ増加額を記録し2カ月連続で大幅に伸長した。

■T&Dホールディングス <8795>  1,895円  +63 円 (+3.4%)  11:30現在
 T&Dホールディングス<8795>や第一生命ホールディングス<8750>、かんぽ生命保険<7181>など生保株が軒並み高。9日のニューヨーク債券市場で、米10年債利回りは2.60%と昨年12月中旬以来、約3カ月ぶりの水準に上昇。長期金利の上昇は、生保各社にとって運用収益の改善につながるとの見方から買いが流入している。14~15日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が強まっており、米長期金利への先高観が膨らんでいる。

■ダスキン <4665>  2,559円  +74 円 (+3.0%)  11:30現在
 9日、ダスキン <4665> が発行済み株式数の4.00%にあたる230万株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は3月31日。

■TOKAI <3167>  885円  +20 円 (+2.3%)  11:30現在
 9日、TOKAIホールディングス <3167> が株主優待制度を一部拡充すると発表したことが買い材料視された。保有株数に応じて3つのランクに分けて優待を実施しているが、このうち現行「1000株~4999株」の区分の下限を300株に引き下げる。300株以上1000株未満保有の株主への優待が拡充となる。発表を受けて、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。

■日本航空 <9201>  3,728円  +71 円 (+1.9%)  11:30現在
 9日、日本航空 <9201> が発行済み株式数の2.48%にあたる898万8200株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は3月22日。

■コマツ <6301>  2,900円  +46 円 (+1.6%)  11:30現在
 コマツ<6301>が商い増勢のなか上昇、日立建機<6305>も上値指向を強めている。米国では予算教書の提出を来週に控え、トランプ大統領が先の議会演説で提示した1兆ドルのインフラ投資への期待が高まっているが、これは日本の建機メーカーにも中期的なビジネスチャンスが広がることになる。また、最大の需要先である中国も昨年来の公共投資計画が経済活性化に貢献しており、直近1~2月の油圧ショベルの販売台数が前年と比較して約3倍に急増するなど、大きな追い風となっている。コマツは2月22日以来の昨年来高値を更新、日立建機は既に新値街道を走っている。

■三菱UFJ <8306>  767.6円  +10.7 円 (+1.4%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクは買い先行の展開。好調な米国経済を背景に来週14~15日の日程で行われる米連邦公開市場員会(FOMC)でFRBは利上げに動くことがほぼ確実とみられている。これを背景に足もとの米10年物国債利回りは2.6%台まで上昇、昨年12月中旬以来3カ月ぶりの高水準で、メガバンクは米国での収益改善を見込んだ買いが入っている。

■ラウンドワン <4680>  838円  +11 円 (+1.3%)  11:30現在
 ラウンドワン<4680>がしっかり。9日の取引終了後に発表した2月の売上の状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比2.4%増で3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。前年の閏年の影響で営業日が1日少なかったことに加えて、土日祝日数も1日減ったことにより約5%程度のマイナス影響があったものの、前月同様にボウリングやアミューズメント、カラオケなどが前年を上回り既存店売上高を押し上げた。ボウリング・カラオケの小学生無料キャンペーンが周知されてきたことや、カップルやグループで利用できるバレンタインプランなどが好評だったという。

■トヨタ自動車 <7203>  6,501円  +67 円 (+1.0%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>、日産自動車<7201>、ホンダ<7267>など自動車株に買いが先行している。米国では来週14~15日に行われる米連邦公開市場員会(FOMC)で利上げが濃厚とみられており、米長期金利は約3カ月ぶりの高水準に達した。これを受けて為替市場ではドル買いの動きが活発化し、足もとは1ドル=115円台に入るなど円安が進行している。輸出株のなかでも特に為替感応度の高い自動車株には追い風が強まった。

■ザッパラス <3770>  535円  +80 円 (+17.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 9日、ザッパラス <3770> が非開示だった17年4月期の連結経常利益は前期比71.9%増の2億7500万円に拡大する見通しを示したことが買い材料視された。主力の占いコンテンツの売上が増加に転じるほか、円安による為替差益の発生が利益を押し上げる。業績回復に伴い、従来未定としていた期末一括配当を5円実施し、2期ぶりに復配する方針としたことも支援材料となった。

●ストップ高銘柄
 MICS化学 <7899>  446円  +80 円 (+21.9%) ストップ高   11:30現在
 テイン <7217>  554円  +80 円 (+16.9%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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