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【通貨】NY為替:米2月雇用統計改善への期待でドルは一時115円

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円54銭から一時115円00銭まで上昇し、114円95銭で取引を終えた。10日発表の米2月雇用統計は3月利上げをより確実にするとの期待感でドル買いが活発となった。

ユーロ・ドルは、1.0542ドルから1.0615ドルまで上昇し、1.0577ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で政策金利を市場の予想通り据え置いたが、同時に国内総生産(GDP)の成長率やインフレ見通しを引き上げたことが材料視された。ドラギECB総裁は会合後の会見で、追加金融緩和策の緊急性がなくなったとの判断を明らかにするとユーロの買戻しに拍車がかかった。ユーロ・円は、120円87銭から121円88銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2195ドルから1.2135ドルのレンジで上下した。ドル・スイスは、1.0158フランから1.0092フランへ下落した。ユーロ買い・米ドル売りの取引が増えたことから、ドル売り・スイスフラン買いが優勢となった。

《MK》

 提供:フィスコ

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