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2017年03月10日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

免疫生物研 <日足> 「株探」多機能チャートより

■santec <6777>  862円 (+150円、+21.1%) ストップ高

 santec <6777> [JQ]がストップ高。同社は8日、性能・機能を一新させた第7世代となる高性能・高速波長可変レーザーを開発したことを発表、これを手掛かり材料に投機資金が流入した。レーザー共振器と制御回路を完全に新設計することで、従来比2倍の高速性、1.5倍の広帯域スキャンが可能となり、かつ狭スペクトル線幅と低ノイズ化を実現している。受注開始日は7月1日としており、来期業績への寄与を期待した買いを引き寄せた。

■免疫生物研究所 <4570>  945円 (+150円、+18.9%) ストップ高

 免疫生物研究所 <4570> [JQG]がストップ高。8日夜のテレビ朝日系報道番組「報道ステーション」が、新しい万能細胞として「Muse細胞」があると伝えたことを受けて、Muse細胞を用いた再生医療事業に関してClio(1月1日付で生命科学インスティテュートに吸収合併)と共同研究を実施している同社への関心が高まったようだ。

■三井ハイテック <6966>  1,056円 (+150円、+16.6%) ストップ高

 東証1部の上昇率トップ。三井ハイテック <6966> がストップ高。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が8日付で同社の投資判断を「Buy(買い)」、目標株価1750円に新規設定したことが買い材料視された。リポートでは、世界的なモーター駆動自動車の生産拡大で需要が拡大するモーターコアが成長のけん引役になると指摘。今年5月のカナダ新工場の稼動開始を契機にモーターコアが新たな事業の柱となり、18年1月期に増益転換、同工場が通年寄与する19年1月期は営業利益が47億円に拡大すると予想している。

■ダイケン <5900>  1,148円 (+150円、+15.0%) ストップ高

 ダイケン <5900> [JQ]が連日の急騰で昨年来高値。8日一時、ストップ高に買われたのに続き、9日も値幅制限いっぱいまで値を上げた。ネット通販市場の急拡大で、荷物を運送する宅配便の現場が疲弊している問題で、再配達による負担を軽減する対策として不在にしていても荷物を受け取れる「宅配ボックス」が注目されている。同社は、マンションや戸建て向けの宅配ボックスを手掛けていることから買いが集まった。同じく宅配ボックスを手掛けるアルファ <3434> は8日続伸で昨年来高値となった。

■PALTEK <7587>  833円 (+83円、+11.1%)

 PALTEK <7587> [東証2]が急伸。同社は半導体商社で設計支援サービスにも展開、ASIC(特定用途向け半導体)で高実績を持つ。組み込みソフトでは、時流を反映したFPGAなどの先端商品の開発にも注力している。東京五輪に向けた8K/4K映像機器の開発ニーズが高まるなか、これに絡む映像機器開発プラットフォームを開発したほか、米半導体大手ザイリンクスの最新FPGA搭載プラットフォームの開発発表を受け業容拡大期待に火がついている。FPGAは、搭載した集積回路の設定を後から自由に変更することが可能な半導体で、高速化にも貢献し、人工知能(AI)を核としたIT革命のキーデバイスとみられており、同社はその関連有力株に位置づけられている。

■レック <7874>  4,580円 (+235円、+5.4%)

 レック <7874> が続急伸。同社は好調な業績が評価され、17年3月期業績を上方修正した2月3日の終値3715円から約1.4倍の5120円まで買い進まれたが、その後調整が入り3980円まで下落していた。足元の下落を受けて買い戻しが続いたようで、昨日に続き大幅高となった。17年3月期は主力の清掃用品「激落ちくん」を中心に販売が好調で2ケタ増収を見込む。さらにコスト削減による採算改善が利益を押し上げ、連結経常利益は前期比4.4倍の30億円に急拡大する見通しだ。業績好調を踏まえ配当も前期比6円増の46円に増額している。

■ジャフコ <8595>  4,070円 (+190円、+4.9%)

 ジャフコ <8595> が大幅反発。8日の取引終了後、17年3月期の配当から配当の基本方針について、株主資本(期首期末の平均値)の3%をメドにすることにしたと発表しており、これを好感した買いが入った。なお、今期の配当については従来は100円の予定だったが、17年3月期の決算発表時に明らかにするとしている。

■日本工営 <1954>  2,922円 (+133円、+4.8%)

 日本工営 <1954> が後場に入って一段高となり、昨年来高値を更新した。同社は9日、東京工業大学の環境・社会理工学院と相互連携に係る覚書を締結したことを明らかにした。今回の覚書締結により、技術開発、研究開発および人材教育に関する交流と協力を一層推進し、相互の強みを生かして地球・都市環境におけるさまざまな課題に対応していくという。

■ブルボン <2208>  2,899円 (+106円、+3.8%)

 ブルボン <2208> [東証2]が3日続伸。8日、米菓大手の同社が再生医療向け試薬事業に参入すると発表したことが買い材料視された。同社は、ヒト多能性幹細胞(iPS/ES)用増殖制御基礎培養液「Xyltech(キシルテック)」を17年度からニプロを通じて販売開始する。「キシルテック」は、糖による細胞の増殖制御技術を応用した再生医療向け試薬で、ブルボン健康科学研究所が信州大学と共同で開発した。発表を受けて、再生医療向け試薬事業への参入による収益基盤の拡大に期待する買いが向かった。

■マブチモーター <6592>  6,320円 (+220円、+3.6%)

 マブチモーター <6592> が3日ぶり反発。SMBC日興証券が8日付で同社の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価を7100円→8200円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、為替前提1ドル=108円、グローバル自動車販売台数の前提を1.0%増とする17年12月期の会社計画は保守的だと指摘。第1四半期決算で足元の好調を確認できるだろうと予想している。販売面ではパワーウィンドウ用モーターの成長を引き続き評価した。同証券では、為替前提を1ドル=115円(従来110円)に変更し、17年12月期の連結営業利益を254億円→280億円(会社計画は216億円)、18年12月期を291億円→314億円、19年12月期を311億円→351億円にそれぞれ上方修正した。

■カネカ <4118>  919円 (+32円、+3.6%)

 カネカ <4118> が反発。8日、同社が発行済み株式数(自社株を除く)の1.5%にあたる500万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月9日から9月22日まで。

※9日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
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