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【市況】イベント控え出遅れている中小型株を探る動き/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 19283.10 (+29.07)
TOPIX  : 1552.45 (+2.20)

[後場の投資戦略]

 日経平均は5日線と25日線とのレンジ取引をみせている。5日線に上値を抑えられる格好で前引けにかけて上げ幅を縮めており、手掛けづらさが窺える。もっとも、メジャーSQのほか、米雇用統計を控えていることもあり、自律反発ながらも戻りの鈍さは想定内であろう。さすがに25日線を明確に割り込んでくるようだとポジション調整の売りが強まる可能性があるが、米3月利上げが確実視されるなかで米雇用統計への警戒は強くない。SQによる影響を避けるようだと、中小型株へのシフトが強まろう。

 マザーズ指数は続伸、JASDAQ平均は20営業日続伸。過熱警戒感はくすぶっているなか、資金の逃げ足の速さには注意したいところ。ただ、新興市場に資金が流入しやすい需給状況にあるため、相対的に出遅れている中小型株を探る動きになりそうだ。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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