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【市況】東京株式(前引け)=円安など背景に堅調も薄商いで上値重い

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 9日前引けの日経平均株価は前日比29円7銭高の1万9283円10銭と小幅反発。前場の東証1部の売買高概算は7億9971万株、売買代金概算は8738億9000万円。値上がり銘柄数は1145、対して値下がり銘柄数は661、変わらずは195銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場が軟調だったものの、米長期金利の上昇を背景としたドル高・円安の流れを好感して主力株中心に買い優勢で始まった。ただ、あすにメジャーSQ算出を控え、市場には警戒感も底流しており、買い一巡後は徐々に伸び悩んだ。欧州時間9日にECB理事会が開催されることも模様眺めムードにつながっている。前場の売買代金は9000億円を下回るなど低調だった。

 個別では任天堂<7974>の上値追い継続、オリンパス<7733>も高い。トヨタ自動車<7203>、ブリヂストン<5108>も堅調。アルファ<3434>が大幅高、神栄<3004>、SUMCO<3436>も物色人気となった。オハラ<5218>も高い。半面、JR九州<9142>が安く、新日鉄住金<5401>も冴えない。東芝<6502>が大幅安、横河電機<6841>、エムアップ<3661>、さくらインターネット<3778>なども下落した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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