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【特集】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:企業の寿命30年説

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年3月9日9時に執筆

期末配当取りを意識しはじめる3月相場入りしてからも東京市場はすっきりしない展開が続いている。NYダウの高騰や円相場の落ち着きも日経平均を20000円に押し上げる材料とはなっていない。目新しい物色テーマ不在なのも見送り気分を後押しする地合いだ。

東芝<6502>、シャープ<6753>といった歴史ある名門企業が経営危機に陥るニュースに接すると「企業の寿命は30年」という説が頭をよぎる。この両社はともに30年をはるかに超える伝統をもつが、どんなに有能な社員を抱えて隆盛を極めた大企業であっても「生き残ること」がいかに大変なことかがわかる。

株式投資をはじめたのはインタ?ネット環境もパソコンも無い昭和60年代の頃だった。そのとき書きとめていた売買ノ?トを最近振り返ったのだが、オ?ルドファンなら「そんな会社もあったな。」と思い浮かぶ名がズラリと並んでいた。

冨士工、東京重機、富士車輌、日本国土開発、金商又一、大洋漁業、東洋乾電池、角栄建設、昭和電線、にっかつ、福助、山陽国策パルプ、本州製紙、日本パイプなどの銘柄を買っていた。とても主力株とは言い難い、3番手、4番手の面子ばかり売り買いしていた。そしてそのほとんどが市場から姿を消している。

社名変更や統合・合併だけではく、倒産に追い込まれ市場から退場を余儀なくされた会社が目立つ。当時は株価が安く、値動きが激しい、仕手っぽいところばかりやっていたのが良く分かる。

良くも悪くも、そこでの経験が今のわたしを形作ってくれている。現在のわたしの主戦場であるジャスダックやマザーズといった新興市場銘柄も、直近IPO銘柄も、30年後に存続しているかは誰にも分からない。

都市銀行がメガバンクと称されて3つに集約され、高度成長を支えた大手鉄鋼株もライバル同士の統合が進んだ。商売敵が手を組む、それまで有り得ない事が現実のものとなってきた。そんな私も30年後の相場を眺めているか全く不明である。

個別株では、期末を控え、しっかり配当を出す小型軽量株にスイングトレードで対応するタイミングだろう。新値を駆け上がるサイネックス<2376>、決済サービス運営からフィンテック関連としても注目されるGMOペイメントゲートウェイ<3769>などの順バリ投資に妙味を感じる。

執筆者名:兜町放浪記
ブログ名:兜町放浪記

《MT》

 提供:フィスコ
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