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【市況】東京株式(寄り付き)=円安を好感して買い優勢スタート

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京株式市場は買い優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比89円高の1万9343円と反発。

 前日の米国株市場ではNYダウが69ドル安と3日続落するなど調整モードにあるが、一方で外国為替市場では1ドル=114円台半ばまで円安が進行、これが輸出株中心にポジティブ材料として働いている。日経平均は前日まで4日続落していただけに目先値ごろ感からの押し目買いも入りやすい水準となっていた。米国ではADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数が予想以上に増加したことで、米長期金利が上昇しドル買いの動きにつながった。東京市場ではあすにメジャーSQ算出を控えていることで、株式需給面での不透明感も意識されるが、足もとはリスクを取る動きが再燃している。前日にWTI原油価格が米原油在庫の増加を嫌気して急落しており、エネルギー関連株には向かい風となっている。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、28業種前後が高い。値上がり上位に非鉄、ゴム製品、輸送用機器、ガラス土石、建設など。半面、値下がりで目立つのは鉱業、石油。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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