【市況】米国株見通し:ADP全米雇用統計の結果に注目
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
S&P500先物 20917.00(+4.00) (19:20現在)
ナスダック100先物 5351.50(1.50) (19:20現在)
19:20時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは5ドル高程度で推移。欧州は小動きではあるが、全般上昇して推移している。また、原油先物相場はやや弱含みに推移している。
7日の米株式市場は下落。最近の株価上昇を不安視する見方から利益確定の動きも広がった。ただし、雇用統計結果を見極めたいとの思惑もあり、下値は限られていた。
グローベックスも小動きのなか、ADP全米雇用統計の結果が注目される。コンセンサスは18.7万人と予想されており、これを上回ってくるようだと、週末の雇用統計の発表を待たずに、来週のFOMCでの利上げが確実視されることになろう。
市場は織り込み済みといった見方であろうが、米国経済は堅調といった見方に向かわせるかが注目される。小幅ではあるが、足元では警戒感から利益確定の動きも強まりつつあるため、自律反発も期待されそうだ。その他、非農業部門労働生産性確定値、卸売在庫の発表も予定されている。
《KK》
提供:フィスコ