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【経済】ゴムの需給バランスに変化が?上海ゴムが続落の可能性も サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。
今日はゴムの価格についてのレポートです。
昨年7月1日から6か月間、タイとインドネシアとマレーシアが天然ゴム輸出削減策を実施しましたね。また今年は年初からタイ南部で大規模洪水が発生したことで天然ゴム価格が高騰しました。
しかし、足元ではタイの中国への1月の輸出額が急増したことが指摘されています。また3月7日にタイが11万8200トンの天然ゴムの競売を行うと報道されました。
松永さんによると、『昨日夕方あたりから、中国の投資有力サイトである東宝財産ネットでも「7日に実施されるタイ政府による天然ゴム12万トンの競売」についての記事の掲載が目立つようになりました。中国市場でも「7日に実施されるタイ政府による天然ゴム12万トンの競売」をかなり意識しているようです』との見解となっています。

上海ゴムの値動きについては、『年初から上昇基調を強めましたが、タイ政府が1月18日に実施した1回天然ゴム政府在庫放出により急落に転じました。その後、再び上昇基調を強めましたが、タイ政府が2月14日に実施した第2回天然ゴム政府在庫放出を受けて暴落しました』と伝えています。続けて、『タイ政府による第3回天然ゴム政府在庫の競売が本日行われます。前回と前々回のタイ政府による在庫放出により上海ゴムが大きく下落しただけに、今回も同様に上海ゴムが続落となる可能性もあります』との見解を述べていますので今後も注視してまいりましょう。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の3月7日付「天然ゴム市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子

《SK》

 提供:フィスコ

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