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【市況】明日の株式相場見通し=4日続落の反動で自律反発へ、25日線を巡る攻防に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(9日)の東京株式市場は、引き続き手掛かり材料不足の地合いは継続するものの、日経平均株価がきょうまで4日続落したことへの反動から自律反発となりそうだ。ただ、市場エネルギーは盛り上がりを欠いたままで、上値は限定的となりそうだ。

 市場関係者からは「日経平均株価はきょうまでの4日続落で合計310円幅の下落となった。また、きょうの終値1万9254円が、25日移動平均線(1万9241円)に急接近となり、あすは25日移動平均線を巡る攻防が想定される。さらに、75日移動平均線(1万9053円)も下から迫ってきており、早い時期に上昇軌道に復帰しておきたいところだ」との見方が出ていた。

 8日の東京株式市場は、前日の米株式相場の軟調推移などを受けて、終始売りに押される展開となり、日経平均株価は前場後半から下げ幅を広げる展開となった。終値は前日比90円12銭安の1万9254円03銭で4日続落となった。

 日程面では、プリント基板のEコマース事業の運営を手掛けるピーバンドットコム<3559>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほかに、1月の毎月勤労統計速報値、2月のマネーストック、2月の工作機械受注額、1月の産業機械受注統計に注目。海外では欧州中央銀行(ECB)理事会、EU首脳会議(~10日)、中国2月の消費者物価指数・生産者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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