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【市況】日経平均は小幅続落、午後はソフトバンクGの動きに期待/ランチタイムコメント

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均は小幅に続落。33.65円安の19345.49円(出来高概算7億5000万株)で取引を終えている。6日の米国市場は、北朝鮮のミサイル発射を受けた地政学リスクの高まりから売りが先行していた。これについては織り込み済みであるが、米国市場のこう着、円相場は1ドル113円90銭辺りと小動きのなか、手掛かり材料に欠ける相場展開に。

 東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がり数は拮抗。セクターでは海運、石油石炭、鉱業、倉庫運輸、その他製品、陸運が上昇。半面、非鉄金属、鉄鋼、ガラス土石、サービス、銀行、ゴム製品が冴えない。売買代金上位では、任天堂<7974>、テンプHD<2181>、キヤノン<7751>、ヤマトHD<9064>、日産自<7201>、NTT<9432>が上昇。半面、メガバンク3行のほか、ネクソン<3659>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>が冴えない。

 指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>、ファナック<6954>がマイナス圏での推移となり、日経平均への重しとなっている。日経平均の日中値幅は50円程度と狭いレンジでの推移となり、方向感を掴みづらくさせている。一方でTOPIX、東証2部はプラス圏での推移をみせている。連騰が続くマザーズ、JASDAQはマイナス圏で推移しているが、プラス圏で推移している銘柄等により集中しやすいだろう。

 任天堂<7974>が売買代金トップと短期筋の資金を巻き込んで連騰。また、ソフトバンクG<9984>は小幅ながらプラス圏で推移している。ソフトバンクGは5日線辺りでのこう着をみせているが、動意をみせてくることができれば、市場全体へのインパクトにもつながろう。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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