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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

ITbook <日足> 「株探」多機能チャートより

■ITbook <3742>  630円 (+100円、+18.9%) ストップ高

 ITbook <3742> [東証M]がストップ高。官公庁や自治体中心にマイナンバー関連の受注が高水準、今後セキュリティー問題なども背景に同分野のシステム開発に展開する同社の存在感が浮き彫りとなっている。クラウドと人工知能(AI)などを融合させた技術センターを設置しているコムチュア <3844> とIoTを活用した地方創生支援ビジネスで業務提携するなど、成長に積極的な構えをみせており、ここ投機資金の買い攻勢が加速している。「米巨大投資ファンドのキャピタル・リサーチ・アンド・マネジメントが同社株の保有株比率を増やす方向にあることが材料視されているもようだ」(準大手証券ストラテジスト)との指摘も出ている。

■ブロッコリー <2706>  814円 (+85円、+11.7%)

 ブロッコリー <2706> [JQ]が続急騰。3日、同社が日本最大級のアニメイベントで、KLab <3656> と共同開発しているスマートフォン向けゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の先行試遊会を行うと発表したことが買い材料視された。同タイトルは、同社が企画・制作したPlayStation Portable専用ゲームソフトを原作としたコンテンツ「うたの☆プリンスさまっ♪」を題材としたリズムアクションゲーム。今月25日から東京ビッグサイトで開催される日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2017」でリズムゲーム部分がリリースに先駆けて体験できるとしている。発表を受けて、「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の早期配信への思惑買いが向かった。なお、KLabも続伸した。

■コロプラ <3668>  1,143円 (+81円、+7.6%)

 東証1部の上昇率5位。コロプラ <3668> が急反騰。2月15日の戻り高値1092円をクリアし今年に入ってからの高値圏に浮上。全般主力株が軟調推移を強いられるなかで値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向いている。そのなかゲーム関連株の一角に値幅取りを狙った短期資金が向かったようだ。市場では「同社が手掛けるRPGゲーム、魔法使いと黒猫のウィズのデイリー売り上げ急上昇を材料に個人の短期資金が買いを入れている」(国内ネット証券大手)という。

■LINK&M <2170>  548円 (+27円、+5.2%)

 リンクアンドモチベーション <2170> が全般地合い悪の間隙を縫って大幅続伸、昨年来高値を更新した。企業の組織や人事コンサルティングを展開し、海外人材のサポートやスキルアップ、人材派遣のワンストップサービスなどでノウハウと実績を有しており、政府が掲げる「働き方改革」のテーマでも有力関連株として物色人気を集めた。16年12月期は営業利益段階で前の期比2.2倍の19億2400万円と高変化を示し、会社側の想定から上振れ着地した。また、17年12月期営業利益についてはIFRSを適用し30億円を見込んでいるが増額含みとの見方が市場には根強いようだ。企業における「働き方改革」への対応が喫緊の課題となるほか、同社が組織人事コンサルティングのノウハウをもとに開発した国内初の組織改善クラウドである、モチベーションクラウドの伸長などに期待が大きい。

■テクマトリックス <3762>  1,269円 (+41円、+3.3%)

 テクマトリックス <3762> が3連騰。大和証券が3月3日付で投資判断を新規に「アウトパフォーム」とし、目標株価を1360円に設定したことが好材料視されたようだ。同証券では、サイバーセキュリティー対策の最先端製品を調達・構築・運用までワンストップで提供可能なことや、医療施設、コンタクトセンター、ECショップなどのエンドユーザーに課金型・ストック型のビジネスを提供していること、さらに高水準な売上高ストック比率(16年3月期単体ベース40.2%)の上昇が今後も期待できることなどを評価。17年3月期営業利益を16億3000万円(前期比18%増)、18年3月期を同21億6000万円(同33%増)と来期の高利益成長を見込んでいる。

■沢田HD <8699>  1,006円 (+32円、+3.3%)

 澤田ホールディングス <8699> [JQ]が反発。3日、同社が株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料視された。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、優待カタログに掲載した商品と交換できるポイントを贈呈する。付与するポイントは100株以上200株未満保有で1000ポイント、以下100株ごとに1000ポイント刻みで増え、最大は1000株以上保有で1万ポイントとなる。なお、商品はハウステンボスが販売する商品や長崎県の特産物などを予定している。発表を受けて、株主還元の拡充を期待する買いが向かった。

■NSユナイテッド海運 <9110>  266円 (+8円、+3.1%)

 NSユナイテッド海運 <9110> が5連騰で昨年来高値を更新、明治海運 <9115> も同じく5連騰で25日移動平均線を足場に上に放れてきた。ここ海運市況が底入れの兆しをみせており、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数が前週末時点で35ポイント高と続急伸し939まで水準を戻しており、同指数に株価連動性の高い両銘柄には追い風となった。明治海は17年3月期営業利益が前期比3割増の58億円予想と好調だ。また、ユナイテド海は17年3月期営業減益予想ながら18年3月期は増益転換が有望視され、PBR0.8倍台と指標面で割安なことが買いを誘った。

■日本駐車場開発 <2353>  158円 (+4円、+2.6%)

 日本駐車場開発 <2353> が3日続伸。同社は駐車場のサブリースを手掛けるが、足もとの業績は国内外ともに好調に推移しており、3日取引終了後に発表した17年7月期第2四半期累計(16年8月-17年1月)の連結決算は売上高が109億7300万円(前年同期比27.1%増)、営業利益は17億1000万円(同92.6%増)、最終利益は12億5300万円(同91.4%増)と高水準の伸びを示した。これがポジティブサプライズとなり買いを引き寄せた。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、営業利益30億円(前期比51.7%増)に対する上期時点の進捗率は57%に達している。

■ファンコミ <2461>  823円 (+20円、+2.5%)

 ファンコミュニケーションズ <2461> が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は3日、同社株のレーティングを「アンダーウエイト」から「ニュートラル」に引き上げた。目標株価は490円から800円に見直した。17年12月期の予想業績に基づくバリュエーションを見直したことで、目標株価を引き上げた。ただ、スマートフォン向けアドネットワーク「nend」の競争力が回復せず、新たな成長ドライバーに期待されているターゲティング・アドプラットフォーム「nex8」の収益モメンタムも強くはない、とみている。

■任天堂 <7974>  24,240円 (+530円、+2.2%)

 任天堂 <7974> が軟調相場に逆行して続伸。株価は1月中旬以降、2万4000円近辺を上限とする底値ボックス圏で2ヵ月近くにわたりもみ合っていたが、目先フシを突破して離脱の動きをみせている。同社が前週末3日発売した新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」は、据え置き型ゲーム機としては「Wii U」以来、約4年ぶりの発売となったこともあり、消費者のニーズを捉え出足絶好調の売れ行きを示している。家電量販店には事前予約で受け取りに来た人のほか、当日販売分を購入しようと大勢が詰めかけて長蛇の列ができる人気となったことから、これが引き続き同社の株価を刺激している状況だ。

■JXホールディングス <5020>  548.8円 (+12円、+2.2%)

 JXホールディングス <5020> 、コスモエネルギーホールディングス <5021> など石油元売り企業の株価が総じて堅調、「石油」は業種別値上がりトップに買われたほか、国際石油開発帝石 <1605> など資源開発関連にもしっかりした値動きが目立った。前週末のWTI原油先物価格は72セント高の1バレル=53ドル33セントと4日ぶり反発、これを受けて関連銘柄に買いが優勢となった。為替の円高傾向を受けて主力株が手掛けにくく、6日はエネルギー関連株に相対的に買いやすさがある。

■ユー・エス・エス <4732>  1,954円 (+40円、+2.1%)

 ユー・エス・エス <4732> が反発。大和証券は3日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げた。目標株価は1750円から2150円に見直した。同証券では「これまで業績悪化の要因であった需給と供給の双方が改善に向かいつつある」と指摘。「17年3月期第4四半期には、取り扱い車両台数減の底打ちと値上げ効果で増益に転じ、来年度以降は継続的な増益基調が視野に入ってきた」とみている。

■ストライク <6196>  5,430円 (+80円、+1.5%)

 ストライク <6196> [東証M]が4日続伸。3日、M&Aの仲介業務を主力とする同社が東京税理士協同組合と業務提携したと発表したことが買い材料視された。税理士協同組合に加入する組合員と準会員に向け、M&Aの仲介サービスおよびM&A付随業務のサービスを提供することについて相互に協力することで合意した。併せて1月6日付で中国税理士協同組合と業務提携したと発表。これを受けて、M&A仲介の顧客基盤の拡大による業績への寄与に期待する買いが向かった。

■新日鉄住金 <5401>  2,895円 (+34.5円、+1.2%)

 新日鐵住金 <5401> 、ジェイ エフ イー ホールディングス <5411> 、神戸製鋼所 <5406> など鉄鋼株に買いが集まった。市場では「トランプ米大統領の議会演説では、1兆ドルと唯一トランプ氏が金額に言及したインフラ投資拡大政策で、産業資材としての鉄需要喚起につながるとの思惑が出ている。また中国の公共投資拡大政策に対する期待も根強い。新日鉄住金は鋼材価格の引き上げ報道も利益採算改善をもたらすものとして、物色人気を促している」(国内準大手証券)と指摘される。

※6日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
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