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2017年03月07日05時20分

【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

UACJ <日足> 「株探」多機能チャートより

■UACJ <5741>  288円 (-29円、-9.2%)

 東証1部の下落率2位。3日、UACJ <5741> が続落。同社が4783万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限717万株の第三者割当増資を実施すると発表したことが売り材料。新株発行が最大で発行済み株式数の12.8%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は13日から16日までのいずれかの日に決定。最大で約160億円の調達資金については、コマーシャル・ペーパーの償還資金などに充てる。また劣後ローンにより400億円を調達。有利子負債返済などを含む設備資金に充てる。

■くらコーポレーション <2695>  4,510円 (-195円、-4.1%)

 東証1部の下落率10位。くらコーポレーション <2695> が反落。前週末3日の取引終了後に発表した第1四半期(16年11月~17年1月)連結決算が、売上高301億9300万円(前年同期比7.3%増)、営業利益は14億5600万円(同23.1%減)となり、2割を超える減益となったことが嫌気された。「胡麻香る担々麺」など新商品の投入や「妖怪ウォッチ」や「ワンピース」グッズが当たるキャンペーンなどが好評を博したことで売上高は伸長したものの、北陸や山陰地方における大雪の影響で既存店売上高が落ち込んだことに加えて、魚価上昇や人件費増などが利益を圧迫した。なお、純利益は為替差益が膨らんだことで13億1100万円(同1.6%増)と増益に転じた。なお、17年10月期通期業績予想は、売上高1190億500万円(前期比4.7%増)、営業利益65億5000万円(同0.3%増)、純利益45億2800万円(同2.2%増)の従来予想を据え置いている。

■タカラトミー <7867>  1,166円 (-30円、-2.5%)

 タカラトミー <7867> が3日続落。同社は先月24日、自己株式処分による公募を発表しており、6日から処分価格決定期間に入っていることから、市場には警戒感が出ている。同社は、500万株の自己株処分と上限75万株のオーバーアロットメントによる売り出しを予定している。

■グリー <3632>  700円 (-17円、-2.4%)

 グリー <3632> が下落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は3日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「アンダーウエイト」へ引き下げた。目標株価の540円は継続した。同証券では2月2日に発表された16年10-12月期の決算内容は「ポジティブではない」と指摘。国内ネイティブのコイン消費は前四半期比マイナスとなっているほか、「DragonSoul」も1月からは売り上げランキングが低下している。さらに2月2日に買収を発表した3ミニッツ社のファッション動画マガジンのユーザー獲得コスト次第では、17年4-6月期以降、全社の営業利益を押し下げる可能性がある、とみている。

■三井住友FG <8316>  4,368円 (-85円、-1.9%)

 三井住友フィナンシャルグループ <8316> が続落。3日、同社が三井住友銀行による3723万5500株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限558万5300株の売り出しを実施すると発表したことが売り材料視された。売り出し株式数は最大で4282万0800株と発行済み株式数の約3%となる。売出価格は13日から16日までのいずれかの日に決定される。

■レンゴー <3941>  639円 (-10円、-1.5%)

 レンゴー <3941> が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が前週末3日付のリポートで、レーティング「ニュートラル」を継続し、目標株価を720円から700円へ引き下げたことが嫌気された。同証券では、足もとの古紙価格の上昇を織り込み、17年3月期営業利益予想を従来の240億円から238億円(会社計画240億円)へ引き下げた。また、今後価格転嫁されなければ営業減益になるリスクを指摘しており、18年3月期営業利益予想を240億円から185億円、19年3月期は同265億円から210億円へ下方修正している。

※6日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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