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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):三越伊勢丹、UACJ、ブロッコリーなど

UACJ <日足> 「株探」多機能チャートより

UACJ<5741>:291円(-26円)
急反落。4783万株の公募増資と717万株の第三者割当増資の実施を発表。希薄化率が最大で12.8%増となることから、希薄化や需給悪化懸念が先行。調達資金は、17年1月にUATHの約206億円の増資を引受けた際に払込金として調達したコマーシャル・ペーパー200億円の償還資金に充当。なお、同日に17年3月期の通期営業利益予想を230億円から240億円に引き上げたが、影響は限定的となっている。


三越伊勢丹<3099>:1362円(-74円)
大幅続落。同社の大西洋社長が3月31日付けで辞任すると報じられている。後任未定のまま辞任が決まることは異例とされ、不透明感の高まりから売りが優勢となっている。大西氏は全店売上高に占める百貨店への依存度の高さを解消するべく、旅行、飲食など事業拡大を目指してきた。一方で急速な事業の多角化で社内に混乱を招いたとの指摘もあり、責任をとる格好のようだ。


石川製<6208>:879円(+52円)
大幅反発。菅官房長官は本日午前の記者会見で、北朝鮮が弾道ミサイル4発を発射、うち3発が日本の排他的経済水域内に落下したと発表。安倍首相は、「北朝鮮に対して厳しく抗議」「北朝鮮が新たな段階の脅威となったことを明確に示すもの」と述べたようだ。また、不測の事態に備え万全の体制をとるよう関係省庁に指示を出したと伝わっており、同社など防衛関連銘柄の一角に物色が向かっている。


日駐<2353>:161円(+7円)
急伸。17年7月期の第2四半期決算は、売上高が前年同期比27.1%増の109.73億円、営業利益が同92.6%増の17.10億円となった。通期営業利益計画の30億円に対する進捗率が57%となり、業績期待が高まる格好。国内駐車場事業での、月極契約の獲得増や料金の適正化、収益性改善に加え、テーマパーク事業においてイベント開催などの成功による集客力向上が奏功した。


太洋工業<6663>: - 円( - 円)
ストップ高買い気配。テキスタイルFPCの開発に関する進捗状況を発表している。2月26日付のリリース開示後、電子業界、繊維業界及び医療業界より問い合わせや意見・要望があり、様々な改良を加えてきたという。今回新たに、あらかじめ金属回路を形成した後でテキスタイルに貼付可能な手法を開発した。ほとんど全ての織物や編み物を対象とすることができ、市販の様々な衣服に金属回路を形成することが可能となった。


スキー場開発<6040>:1726円(+151円)
大幅続伸。16年8月-17年1月期(第2四半期累計)決算を発表している。売上高が前年同期比10.2%増の30.20億円、営業利益が1.69億円(前年同期は0.06億円)だった。前シーズンの歴史的な暖冬・小雪を受けて対策を実施したことなどから、各スキー場で前シーズンより早く順調にオープンすることができた。ただ、2月10日に発表した修正予想(営業利益は4.33億円から1.60億円に下方修正)におおむね沿った着地となっている。


ブロッコリー<2706>:814円(+85円)
大幅続伸。同社とKLab<3656>が共同開発しているスマートフォン向けリズムアクションゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」について、3月25日、26日に開催される「AnimeJapan2017」で先行試遊会を行うと発表している。リズムゲーム部分がリリースに先駆けて体験できる。同タイトルは17年中の配信を予定している。

《WA》

 提供:フィスコ

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