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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は3日ぶりに反発、中盤にマイナス圏に転落

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 66785.53 +1.41%

3日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比930.60ポイント高(+1.41%)の66785.53で取引を終えた。66800.74まで上昇した後、一時65860.37まで下落した。
終始プラス圏で推移し、終盤にかけて上げ幅を拡大させた。原油価格の反発が好感され、資源銘柄に買いが集中。武装グループがリビア最大の原油積出港を制圧したとの報道が原油価格を押し上げたもようだ。また、堅調な経済指標も支援材料。2月の貿易黒字は45億6000万米ドルとなり、前月の27億3000万米ドルと市場予想の45億6000万米ドルを上回った。

【ロシア】MICEX指数 2056.89 +0.39%

3日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比7.89ポイント高(+0.39%)の2056.89で取引を終了した。2056.89から2032.27まで下落した。

中盤にマイナス圏に転落したが、その後は上げ幅をじりじりと拡大させた。ブレント原油価格の上昇が好感され、資源セクターに買いが広がった。一方、指数の上値は重い。国有大手の配当性向が予想を下回るとの懸念が引き続き指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 28832.45 -0.03%

3日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比7.34ポイント安(-0.03%)の28832.45、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同2.20ポイント安(-0.02%)の8897.55で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。この日のアジア市場が弱含みの展開を示していることを受け、インド株にも売りが先行。また、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料となった。ほかに、米利上げ観測を受け、インドなど新興国からの資金流出懸念が強まった。

【中国本土】上海総合指数 3218.31 -0.36%

3日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比11.72ポイント安(-0.36%)の3218.31ポイントと続落した。

商品市況安が逆風。ロンドンや上海の商品取引所で非鉄金属などが軒並み下落したことを嫌気した。人民元安が進行するなか、資金流出も懸念されている。中国人民銀行(中央銀行)の引き締めスタンスもネガティブ材料だ。

《CS》

 提供:フィスコ

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