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【経済】【中国】ベビーケア用品市場、2021年まで20%成長持続へ


独立系調査会社の英ミンテルは、中国の0~3歳児向けベビーケア用品の売上高について、2021年まで年平均20%の勢いで成長していくとの予測を示した。現在は米ジョンソン・エンド・ジョンソンや日本のピジョン、中国の中国児童護理といった大手メーカーのシェアが大きいが、インターネット通販の普及によって新興メーカーも売り上げを伸ばしていく見通し。毎日経済新聞が27日伝えた。

ミンテルによると、16年に中国ベビーケア用品市場の売上高は総額70億2400万人民元(約1150億円)。同年6月の段階で、最大手であるジョンソン・エンド・ジョンソンのシェアは15.6%だった。

中国では16年に人口抑制策が緩和され、「2人っ子政策」が始まった。これにより、出生数の増加が予想されている。ただ、国民の生活水準が上がり、親たちが「有名な商品」よりも「良い商品」を選ぶ傾向が強まっているため、大手メーカーの市場は縮小傾向を見せ始めた。これに代わり、新規参入したメーカーがネット通販を通じてシェアを拡大しているという。

【亜州IR】

《SK》

 提供:フィスコ

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