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2017年03月05日12時45分

【経済】【中国】2月の「車ディーラー在庫指数」悪化、5.1ポイント上昇で66.6


中国の新車販売市場で、ディーラー在庫が急ピッチに上昇している。中国汽車流通協会が1日に公表した今年2月の「自動車ディーラー在庫早期警戒指数(VIA)」は66.6に悪化。前月の61.5からさらに5.1ポイント上昇した。直近2カ月の上昇幅は23.7を記録。駆け込み需要が販売が伸びた昨年12月の42.9から一気に上げている。節目の50を2カ月連続で超過し、2015年3月の67.5以来、23カ月ぶりの高位となった。

2月の悪化は、当初から予想されていた。春節の連休、営業日数の減少など、悲観的な要因が多かったため。同協会は3月の動向に関して、市場が正常状態に回帰するとみている。ただ、全体の在庫台数は、高水準が続くとの認識を示した。

16年12月は、12月31日の満了を前に、減税対象の小型車(排気量1600cc以下)販売が大きく伸長。年間の販売目標クリアを目指し、各ディーラーが販促キャンペンを強化したことも需要を喚起させた。

財政部は16年12月15日、年内終了予定だった小型車減税策について、17年も延長すると発表している。ただ税率に関しては、これまでの半減税率(5.0%)から7.5%へと2.5ポイント引き上げると決定。優遇税率の幅を縮小させた。18年からは法定税率である10.0%に戻す計画を明らかにしている。

VIAはPMI(製造業購買担当者景気指数)の算出法と類似。50を下回ると自動車在庫が適正レベルにあることを示す。逆に数値が高いほど、需要の低迷、在庫圧力の上昇、経営圧力の増大を示唆する。調査対象は全国の4S店舗1000カ所。


【亜州IR】

《SK》

 提供:フィスコ

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