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【通貨】来週の為替相場見通し=米2月雇用統計を注視の展開に

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 来週の外国為替市場のドル円相場は、週末10日の米2月雇用統計を注視する展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=112円50~115円50銭。

 この週は、米連邦準備制度理事会(FRB)高官から米国の早期利上げに前向きな発言が相次いだため、急激なドル高・円安が進行。週初の111円台が週末にかけては一時114円半ばまで値を上げた。今晩のイエレンFRB議長などの講演に対する反応で左右されるところは大きいが、米国の3月利上げを前提に相場は形成されつつある。ただ、雇用統計の結果次第では、相場見通しの修正が迫られる事態もあり得るだけに、同統計からは目が離せない。来週は国内では8日に16年10~12月期国内総生産(GDP)改定値、10日に1~3月期法人企業景気予測調査の発表がある。海外では7日に米1月貿易収支、8日に2月中国貿易収支、2月米ADP雇用統計、9日に2月中国消費者物価、ECB理事会などが予定されている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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