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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,400円~19,700円。

 米ダウ平均は、心理的節目の21,000ドル台を記録するなど短期的な過熱感を警戒し、この日は終始利食い売りが先行し反落。シカゴの日経先物も終盤に失速し、大証の終値に比べ65円安(日中比)と下落して取引を終えていることから、東京市場の朝方も売り優勢により小幅安での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、週末特有のポジション整理が想定されるなか、指数が高値を更新したことにより利益確定が優勢となる公算で、また、ロシアが原油の減産合意による履行が不透明との報道により、原油価格が3週間ぶりの安値まで下落している影響から、エネルギーセクターは冴えない展開となることが予想されるだけに、マーケットは概ね上値の重い値動きとなるだろう。

 ただ、3月のFOMCで利上げの可能性が高いと見方により、為替市場ではドルが堅調に推移し、対円で114円台を固めていることはプラス材料であることから、東京時間でドルが115円台を覗くような場面があれば、指数の高値更新も視野に入ってくる。

 テクニカル的には、調整売りによりやや大きい下落となれば、目先の下値メドは昨日開けた上窓を閉める水準(19,414円)となるが、チャート的な過熱感はまだ少なく、25日カイリ率も1%台と平常値だけに、ヒステリックな値動きにならなければ、下値は19,500円を挟んでのもみ合いとなるだろう。

 新興市場のジャスダックは、引き続きボリンジャーバンドの+2σ(3,030ポイント)~+1σ(2,977ポイント)のレンジ内取引となりそうで、マザーズ指数は、5日移動平均線(1,066ポイント)が目先の下値メドである。

 本日の予想レンジ 19,400円~19,700円。(ストック・データバンク 編集部)

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