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【市況】メジャーSQ前でのレンジ突破でセンチメント明るくさせる/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 19643.62 (+250.08)
TOPIX  : 1571.55 (+18.46)

[後場の投資戦略]

 日経平均は一気にもち合いレンジを突破してきており、需給状況は改善している。これまでのレンジ(19000-19500円)を上回っての推移が続くようだと、ショートカバーを誘い込む可能性がある。来週のメジャーSQを前に抵抗帯を超えたため、センチメントを明るくさせよう。3月の米利上げの確率が上昇するなか、3日に予定されているイエレンFRB議長講演のほか、コアPCE価格指数、米ISM景況指数などの多くの経済指標の発表への関心が高まりやすく、引き続き金融セクターの動向に注目。

 また、トランプ新政権によるインフラ政策のほか、中国の全人代も控えており、市況関連への関心も高まりそうだ。さらに、自民党は、2017年の定期党大会を3月5日に開く。9月に自民党総裁2期目の任期満了を迎える安倍首相について、5日の党大会で連続3期9年に正式に延長される見通しである。改めてアベノミクスへの期待から、外国人投資家をひきつける動きが意識されそうだ。第4次産業革命と呼ぶべきIoT、ビッグデータ、ロボット、人工知能(AI)等による技術革新は、新たな成長フェーズに移行するための鍵となると期待されている。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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