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【市況】米国株見通し:改めてトランプ物色強めてくるか注目

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2375.00(12.25) (20:30現在)
ナスダック100先物 5366.00(+33.75) (20:30現在)

20:30時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。また、NYダウは90ドル高程度で推移。欧州は全般堅調になっている。また、原油先物相場は54ドル台でしっかりの展開をみせている。

28日の米株式市場は下落。トランプ大統領の議会演説を控えて利益確定の売りも散見され、朝方からもみあう展開となった。原油相場の下落に伴い、株式相場も下落したが、減税やインフラ投資に関する経済政策発表への期待感が下値を支える展開となった。結局、NYダウは13営業日ぶりに反落して本日の取引を終えている。

グローベックスの米株先物は堅調に推移しており、トランプ大統領の議会演説に対する市場の評価は概ね良好といったところであろう。市場は急落リスクを警戒していたこともあり、改めてトランプ物色を強めてくるかが注目される。また、アジア市場の他、欧州市場も全般堅調に推移していることも買い安心感につながる。

一方で、ゴールドマン・サックスはカプラン、ウィリアムズ、ダドリー各地区連銀総裁のタカ派的な発言を理由に、3月の米利上げの確率を30%から60%に引き上げている。3日に予定されているイエレンFRB議長講演のほか、コアPCE価格指数、米ISM景況指数などの多くの経済指標の発表への関心が高まりやすく、金融セクターの動向に注目。また、中国の全人代も控えており、市況関連への関心も高まりそうだ。

《KK》

 提供:フィスコ

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