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【経済】トランプ・ラリーと共に上昇した原油の今後の値動きは? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。今日は原油市場についてのレポートです。

松永さんによると、『CFTCから先週末に発表されたNY原油におけるファンドの買い越し枚数は、4万8151枚増の55万6607枚となり、またも過去最高を更新しました。ベーカーヒューズから先週末に発表された米オイルリグ数は、5基増の602基となり、昨年5月下旬から増加傾向を続けております』とのことです。加えて、『昨年11月29日から12週中11週でリグ数が増加しております』とハイペースでの増加であることを伝えています。この背景にはトランプ・ラリーの影響があるようです。

気になる今後の展望については、『トランプ大統領は、輸入原油に対する国境税導入などで米国シェール業界を支援するとの思惑がファンドの大量買いを誘っているようです。一方、OPEC加盟国と非加盟国による協調減産に注目が集まっているものの、リビアやナイジェリアの大幅増産も無視できなくなってきました。そして、最近の米オイルリグ数の増加傾向を考えれば、今後も米原油生産の増加傾向が続きそうです』との見解を述べています。

また、『28日のトランプ大統領の議会演説で、法人税に対する発表が行われると、これまでのトランプ・ラリーにとって、相場格言でいうところの「噂で買って、事実で売れ」となる可能性もあるだけに、トランプ・ラリーと共に上昇を続けてきた原油市場の急落に注意する必要もありそうです』と注意を促していますので、しっかり注視してまいりましょう。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の2月27日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子

《SK》

 提供:フィスコ

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