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【通貨】NY為替:ドル反発、早期利上げの可能性残る

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円96銭へ弱含んだ後、112円84銭まで上昇し、112円70銭で引けた。米1月耐久財受注は予想を上回ったものの、企業の設備投資の先行指標や国内総生産(GDP)に使用される数字が予想を下回ったことや、1月中古住宅販売成約指数の悪化を嫌って一時ドル売りが優勢となった。ただ、2017年FOMC投票権を有するカプラン米ダラス連銀総裁が「利上げを先送りさせるよりも速やかに実施すべき」との見解を示したことから、3月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が強まり、債券利回りの上昇に伴いドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.0581ドルから1.0631ドルのレンジで上下し、1.0587ドルで取引終了。ユーロ・円は、118円81銭から119円47銭へ上昇。米国株式の回復に連れてリスク回避の円買いは後退した。ポンド・ドルは、1.2403ドルから1.2479ドルへ上昇した。ドル・スイスは、1.0046フランへ下落後、1.0098フランへ上昇した。

《MK》

 提供:フィスコ

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