市場ニュース

戻る
2017年02月28日05時20分

【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

タカラトミー <日足> 「株探」多機能チャートより

■タカラトミー <7867>  1,187円 (-58円、-4.7%)

 東証1部の下落率3位。24日、タカラトミー <7867> が500万株の自己株式処分の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限75万株の売り出しを実施すると発表したことが売り材料視された。売り出し株式数が最大で575万株と発行済み株式数の5.97%におよぶ規模とあって、株式の需給悪化が懸念された。売出価格は3月6日から9日までのいずれかの日に決定される。

■SUMCO <3436>  1,652円 (-65円、-3.8%)

 SUMCO <3436> 、東京エレクトロン <8035> 、アドバンテスト <6857> など半導体関連株に安いものが目立った。足もと1ドル=112円台を割り込む円高局面にあることで輸出関連株には見送りムードが強い。加えて、前週末の米国株市場ではNYダウが11日連続で最高値を更新したものの、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3日続落、これが東京市場に波及した。

■東芝 <6502>  215.8円 (-8.1円、-3.6%)

 東芝 <6502> が反落。前週末24日にメモリー事業を分社化するとともに、新会社株式のマジョリティ(過半数)譲渡を含め検討すると正式発表したことを受け、株価は上昇したが、27日は為替が午前9時過ぎに一時111円90銭台まで円高が進行したこと受け、目先筋からの利益確定売りが出たようだ。24日には福岡県の石炭火力発電所の一部を投資ファンドに売却することも発表している。日証金ベースでは24日時点で貸借倍率が0.55倍となっており、取り組み妙味は膨らんでいる。

■テンプホールディングス <2181>  1,898円 (-67円、-3.4%)

 テンプホールディングス <2181> が4日ぶりに反落。同社は17日に株式売り出しを発表しており、27日から売り出し価格決定期間に入っていることから、警戒感が出た。同社の創業者で筆頭株主の篠原欣子氏が、2350万7400株を売り出す。同時にオーバーアロットメントによる上限352万6000株の売り出しも実施する。

■第一生命HD <8750>  2,110.5円 (-64.5円、-3.0%)

 第一生命ホールディングス <8750> が3日続落。米国ではFRBの3月利上げ思惑の後退で米長期金利が低下傾向にあるほか、日本でも足もと10年債利回りは連日水準を切り下げている。また、30年債利回りも低下基調にあり、長短金利差、特に超長期金利の上昇が収益機会につながる生保セクターにとって環境は逆風が意識されている。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,113.5円 (-33.5円、-2.9%)

 国際石油開発帝石 <1605> 、日本海洋掘削 <1606> 、石油資源開発 <1662> など資源開発関連株が安い。前週末の米国株市場でNYダウは11日連続で最高値に買われたものの、シェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連は軟調だった。WTI原油先物価格は24日終値ベースで46セント安と1バレル=54ドル台を割り込んでおり、これが株価にマイナスに働いた。

■三菱UFJ <8306>  738.9円 (-19.5円、-2.6%)

 三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> 、三井住友フィナンシャルグループ <8316> 、みずほフィナンシャルグループ <8411> などメガバンクが安い。米国ではFRBによる3月利上げ思惑が後退しているほか、現地28日のトランプ議会演説を前に安全資産として米国債を買う動きが強まっており、米長期金利の低下が続いている。これを受けて、東京市場でも収益機会の低下を嫌気する売りがメガバンクに目立った。そのなか三菱UFJは、全米で個人向けのネットバンキングを始めると正式発表していることや、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコのIPOにおいて、引受業務の一部を行う見通しになったとの報道がポジティブ材料として押し目買いを誘う可能性もある。

■野村ホールディングス <8604>  720.6円 (-15.9円、-2.2%)

 野村ホールディングス <8604> 、大和証券グループ本社 <8601> などをはじめ証券株が総じて軟調。目先、日米ともに長期金利が低下傾向にあることで銀行・証券セクターに向かい風が意識された。また、米国株市場ではNYダウが最高値街道を走っているが、東京株式市場ではこれに連動せずに27日は日経平均株価が一時1万9000円台を割り込むなど、買い手控え感が強い。証券セクターは株価軟調による運用成績の低下懸念に加え、ここ売買代金も盛り上がりを欠いていることから手数料収入の減少懸念も売りの材料となった。

■竹内製作所 <6432>  2,216円 (-48円、-2.1%)

 竹内製作所 <6432> が4日続落。同社はミニショベルなどの小型建機を国内生産して9割以上を欧米などに輸出するビジネスモデルで、為替動向の影響が大きい。足もと、外国為替市場では米長期金利低下などを背景にドル売りの動きが強まっており一時1ドル=111円台に入る円高となった。これが同社にとって輸出採算の悪化につながるネガティブ材料として、売りが優勢となった。

■コニカミノルタ <4902>  1,072円 (-18円、-1.7%)

 コニカミノルタ <4902> が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が前週末24日付のリポートで、レーティングは「ニュートラル」を継続するも、目標株価を1070円から1000円へ引き下げたことが嫌気された。同証券では、主力の情報機器事業で引き続き価格競争が続いているほか新製品効果も想定より弱い状況にあることなどから、17年3月期は依然として下振れ懸念が残ると指摘。また、18年3月期以降の主要3事業の見通しを引き下げたため、営業利益予想を570億円から530億円へ、また19年3月期は同610億円から550億円へ下方修正した。

※27日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

日経平均