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【市況】もち合い下放れ警戒で中小型株の値幅取り中心に/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 19060.19 (-223.35)
TOPIX  : 1532.02 (-18.12)

[後場の投資戦略]

 日経平均はじりじりと下げ幅を拡大させており、一時節目の19000円を割り込んでいる。その中で、マザーズが辛うじてプラス圏をキープしているほか、ジャスダックは小幅な下げにとどまるなど、個人主体よる中小型株物色の動きは根強い。午後は日銀のETF買い入れへの思惑から節目の19000円ところでは下げ渋る動きが意識される。とはいえ、28日のトランプ大統領の議会演説を控えるなか、自律反発狙いの買いも入りづらい需給状況になりそうだ。

 また、日経平均は25日線、13週線を割り込んできている。一目均衡表の雲上限での攻防となるものの、もち合いレンジを下放れつつあり、いったんはポジションを軽くする動きが強まりやすいだろう。また、模様眺めムードが強まるなかで指値は入りづらいため、指値状況の薄い中を、インデックスに絡んだ売買の影響をより受けやすくなり、大きく振れやすい点には注意する必要がありそうだ。中小型株での短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうだ。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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