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2017年02月26日20時15分

【経済】【中国】ロボ活用分野広がる、「多関節」販売比率拡大へ


産業用ロボットの活用分野は、今年も中国で拡大を続ける見通しだ。政府が公布した「ロボ産業発展計画(2016~20年)」や、製造業で加速する生産工程の自動化(FA)を追い風に、ロボ導入の企業数は右肩上がりに増えている。足元で最も普及している運搬向けや材料供給向けロボと並び、プラスチック成形や金属鋳造、パレタイジング、旋盤加工、包装、プレスなど各分野で応用が一段と進むと予想される。中国工業報が17日付で伝えた。

業種も多様化しつつある。今年ロボ導入ピッチの加速が予想される業種としては、漁業、石炭採掘、皮革製造、靴製造、計測器製造、家具製造、繊維製造、飲食、教育などが挙げられた。さらに、労働強度の大きい物流、労働者の危険度の高い国防・軍事工業、ビルの爆破・解体、クリーンな製造環境が求められる製薬、半導体、食品、労働者が有害物にさらされる(ばく露)危険性の高いセラミック・陶器産業などの分野での活用が見込まれている。

一方、ロボ導入規模でみると、汎用設備製造、電子設備製造、ゴム・プラスチック製品製造、自動車製造などの業種が依然として上位を占める見通し。2015年時点の統計によると、中国製産業ロボの応用は、35業種の88分野に広がった。14年に比べて6業種、21分野増えている。中国製産業ロボの同年販売先は、汎用設備製造で18.8%、通信・その他電子設備製造で17.0%、ゴム・プラスチック製品で14.8%、自動車製造で13.9%の比率を占めた。

需要の変化に伴って、中国製産ロボの市場は製品構造に変化がみられる。昨年以降、付加価値の高い「多関節ロボ」の販売比率が上昇する一方、「座標ロボ」は縮小が続いた。15年は3、4軸ロボを中心とする座標ロボの販売比率が13年比で7%低下している。

国家統計局によると、中国の産ロボ生産台数は、16年12月の単月で前年同期比48.0%増の7891台(セット)に上った。前月比で5.4%伸びている。

1~12月の累計では3割強の成長を確保。12カ月で34.3%増の7万2426台に拡大した。


【亜州IR】

《SK》

 提供:フィスコ
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