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【特集】コネクシオ Research Memo(2):伊藤忠商事系の携帯電話販売大手。店舗数、販売台数では業界第2位

コネクシオ <日足> 「株探」多機能チャートより

■会社概要

1. 会社概要
伊藤忠商事系の大手携帯電話販売代理店で、店舗数・販売台数では業界第2位、NTTドコモでは第1位の代理店である。事業内容は、携帯電話端末の販売・卸売に加えて、法人向けにスマートフォンを利用したソリューションサービスの提供や、コンビニエンスストアへのプリペイドカードの販売なども行っている。「人をつなぐ、価値をつなぐ」という理念ステートメントのもと、「コミュニケーション・ネットワークの世界でお客様一人ひとりの想いを先取りしたサービスを創出し 最も頼りになるパートナーとなる」という10年ビジョンを掲げ、顧客から「来店したい」と思われるショップになることを目指し、付加価値の高いショップづくりを推進している。

2. 沿革
コネクシオ<9422>は1997年8月に、伊藤忠商事の通信関連事業の業務受託会社、アイ・ティー・シーネットワーク株式会社として設立された。2002年4月に伊藤忠商事からの会社分割により、携帯電話販売に関わる1次代理店としての地位を承継※し、携帯電話販売会社としての事業基盤が整った。携帯電話の本格的な普及を背景に成長を遂げ、2006年3月に東京証券取引所市場第2部へ株式を上場した(2007年12月に市場第1部へ指定替え)。

※伊藤忠商事は1991年に携帯電話販売事業に着手し、1992年10月にドコモショップ八王子店(全国ドコモショップ第1号店)をオープンするなど、携帯電話の本格的な普及時期以前から携帯電話販売事業を展開してきた実績を有する。

株式上場後は積極的なM&Aを展開し事業基盤と事業規模を拡大、2006年8月に株式会社イドムココミュニケーションズを買収(2007年4月に吸収合併)したのを皮切りに、2008年7月に株式会社日立モバイル(現 株式会社日立オートパーツ&サービス)の移動体通信事業を同社の100%出資子会社ITCモバイル株式会社が譲受した上で、ITCモバイルを吸収合併した。さらに、2012年10月にはパナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社の子会社だったパナソニック テレコム株式会社を吸収合併し、事業基盤・規模を飛躍的に拡大させ、業界3強の一角の地位を確立するに至っている。2013年10月に社名を現在のコネクシオ株式会社※へ変更した。

※コネクシオ(CONEXIO)は、ラテン語の絆を語源とする。コネクシオという社名には、「私たちが、お客様一人ひとりの想いを大切につなぐとともに、つながるすべての人々へよろこびの輪をひろげ、信頼の絆を深めていく」という願いと熱き決意が込められている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《HN》

 提供:フィスコ

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