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【市況】24日の株式相場見通し=週末で模様眺め気分強まる、円高進行を懸念

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京株式市場は、現地時間来週28日に、トランプ米大統領の議会演説を控えた週末ということもあり、同大統領が示唆している大規模な法人税減税などの政策を見極めたいとの姿勢から模様眺め気分が強まり、小幅な値動きとなりそうだ。前日の米株式市場ではNYダウ平均株価が10日連続で過去最高値を更新するなど好調な推移となったものの、外国為替市場で円安・ドル高が進行していることから売りが先行する可能性が高い。24日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=112円60銭台と先日に比べて円高・ドル安が進行している。

 23日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比34.72ドル高の2万810.32ドルと10日続伸し、10日連続で過去最高値を更新した。ダウ平均株価の10日連続での最高値更新は1987年以来1月以来約30年ぶりのこと。大規模な法人税減税やインフラ投資、金融関連の規制緩和など、トランプ政権の経済政策への期待感から買いが継続している。また、この日は米原油先物価格の上昇も買い支援材料となった。ナスダック総合株価指数は、前日比25.119ポイント安の5835.507と続落した。

 日程面では、経済産業省などが推進する消費促進策「プレミアムフライデー」初の実施、気象庁3カ月予報に注目。海外では、米1月の新築住宅販売件数、米2月の消費者態度指数確報値が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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