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2017年02月24日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

デュアルT <日足> 「株探」多機能チャートより

■デュアルタップ <3469>  2,111円 (+322円、+18.0%) 一時ストップ高

 デュアルタップ <3469> [JQ]が一時ストップ高に買われた。同社は22日午前、シンガポールの不動産会社Dennis Wee Realty(DWG)と業務提携したと発表。同日取引終了後に、DWGのグループ会社に販売用不動産を売却する契約を結んだと発表したことが買い材料視された。売却するのは東京都千代田区大手町のマンションで、売却価格は16年6月期連結売上高の10%に相当する額以上。売上計上は来期(18年6月期)を予定している。発表を受けて、DWGとの提携による今後の展開に期待する買いが殺到した。

■メドレックス <4586>  678円 (+100円、+17.3%) ストップ高

 メドレックス <4586> [東証M]がストップ高。22日の取引終了後、同社が出願中のマイクロニードルの穿刺性を高めるための針形状に関する特許について、米国特許商標庁から特許査定の通知があったと発表しており、知的財産戦略強化につながるとの見方から買われたようだ。同特許は、同社のマイクロニードル技術の特徴である「確実な投与を実現するための『高い穿刺性』」に関する基本特許の一つで、日本においては既に成立している。なお、同件が17年12月期業績に与える影響はないとしている。

■インタライフ <1418>  329円 (+42円、+14.6%)

 インターライフホールディングス <1418> [JQ]が急騰。22日夜のテレビ朝日系報道番組「報道ステーション」で、「世界のカジノ王が東京に集結し、日本進出のアピールを行った」と報じられたことを受けて、大手パチンコ店グループのピーアークホールディングスや傘下にパチスロ大手のサミーを有するセガサミーホールディングス <6460> が大株主でアミューズメント施設などの内装工事を手掛ける同社に思惑的な買いが入ったようだ。また、同社は2月期決算であることから、配当(期末一括4円)、株主優待(1000株以上1万株未満クオカード1000円分、1万株以上クオカード5000円分)の権利取り狙いの買いも向かったもよう。

■野村マイクロ <6254>  973円 (+105円、+12.1%)

 野村マイクロ・サイエンス <6254> [JQ]が12連騰し連日で昨年来高値を更新。14日に今期業績の上方修正と配当増額を発表したことが引き続き材料視された。株価はこの間ストップ高4回を挟み、14日終値の344円から2.9倍に跳ね上がっている。23日は2008年2月以来9年ぶりに一時1000円台に乗せた。同社は17年3月期の連結経常利益を従来予想の5600万円→4億8300万円に8.6倍上方修正し、従来の71.0%減益予想から一転して2.5倍増益見通しとなった。中国と韓国で受注した半導体・液晶メーカー向け純水製造装置の順調な工事進捗に加え、消耗品・メンテナンスの受注が想定より伸びることが収益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の3円→10円(前期は3円)に大幅増額修正している。

■クラウドワークス <3900>  769円 (+53円、+7.4%)

 クラウドワークス <3900> [東証M]が3日続伸。同社は23日、企業のAI(人工知能)・機械学習のサービス開発におけるクラウドソーシングを活用した「AI開発サポートプラン」の提供を開始したことを明らかにした。AI開発サポートプランの提供は、大企業のクライアントを中心にAIや機械学習分野のローデータ作成に必要となるデータ収集・タグ付けの案件の需要が拡大していることが背景。同社は登録している120万人のクラウドワーカーを生かし、デキスト・画像・音声・動画など大量データ収集が必要となるような案件を支援する。

■パンチ工業 <6165>  1,137円 (+78円、+7.4%)

 東証1部の上昇率3位。パンチ工業 <6165> が続急伸。この銘柄は「株経ONLINE」が17日に注目銘柄として掲載したもの。同社は、金型用部品の国内大手メーカーで、海外向けも積極化しており、なかでも中国での売上高は全社売上高の40%以上を占めるなど根幹部分を成している。中国現地通貨ベースでの売上高は順調な伸びをみせているものの、17年3月期第3四半期累計(16年4-12月)までは、円高・人民元安による為替影響で、邦貨換算の連結経常利益は13億4000万円(前年同期比2.8%増)にとどまった。しかし、同第4四半期(17年1-3月)や、18年3月期は為替影響による減益要因が大きく軽減され、需要拡大に伴う採算性の改善も寄与して増益幅が拡大することが予想される。今後は、16年10月からベトナム工場が稼働したことに象徴されるように、東南アジアやインドをはじめとして海外展開を積極化すると同時に、販売先業界別でも主力の自動車向けに加え、食品・医療・航空宇宙向けの採用拡大を目指す。時価水準で算出した株価指標は、PER9倍台、PBR0.9倍台と依然割安感が強い。

■SMC <6273>  33,200円 (+1,740円、+5.5%)

 SMC <6273> が急反騰、昨年11月29日につけた3万2990円を払拭して昨年来高値圏に躍り出た。第3四半期決算発表が通過したことで、マーケットは来3月期が今期推定比でどのくらいの伸びを見込めるかに視点が移りつつある。そのなか来期に過去最高純益更新の可能性が取り沙汰される同社株が注目されたもよう。市場では「22日、クレディスイス証券がレーティングを『ニュートラル』から『アウトパフォーム』、目標株価を3万3000円から3万7000円に引き上げたことが材料視された格好だ。同社株は昨年12月に空売りファンドの標的になった経緯があった。機関投資家の貸し株調達による売りが溜まっていた可能性があり、1月下旬以降、踏み上げ的な戻り相場に反映された形跡がある」(準大手証券ストラテジスト)という。なお、22日の大量保有報告で米運用大手のキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーが同社株を5%超保有していることが明らかとなっている。

■ハマキョウレックス <9037>  2,173円 (+85円、+4.1%)

 ハマキョウレックス <9037> が続伸。22日、システム物流中堅の同社が協和発酵キリングループの千代田運輸の全株式を取得し子会社化すると発表したことが買い材料視された。千代田運輸は山口県と福岡県に拠点を置き、医薬品・食品・自動車関連を中心に物流事業を展開している。同社は千代田運輸の子会社化を通じ、中期経営計画に掲げる中国エリアでの拠点拡充やシナジー創出を狙う。発表を受けて、千代田運輸の買収による業績への寄与に期待する買いが向かった。

■ニトリホールディングス <9843>  12,930円 (+390円、+3.1%)

 ニトリホールディングス <9843> が3日続伸。22日の取引終了後に発表した2月度(1月21日~2月20日)の国内売上高で、既存店売上高が前年同月比7.4%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。自社開発商品のマットレス「Nスリープ」シリーズやソファ「Nポケット」シリーズが引き続き売り上げを牽引したほか、布団・毛布・枕などの寝具寝装品、およびカーテンの販売が好調に推移した。なお、16年3月からの累計では前期比5.5%増となった。

※23日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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