【市況】日経平均は0.05円高でスタート、3月利上げ観測高まるが反応は限定的に/寄り付き概況
日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
日経平均 : 19379.92 (0.05)
TOPIX : 1556.68 (-0.41)
[寄り付き概況]
日経平均は小幅に上昇して始まったが、その後は小幅ながらマイナスに転じている。注目された米連邦準備制度理事会(FRB)が22日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、短期金利の「かなり早期」の引き上げが見込まれていることが明らかになった。早ければ3月14日・15日に開催される次回のFOMCで利上げについて検討する可能性が示唆された。これを受けた22日の米国市場は上値の重い展開となり、高安まちまちに。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円安の19330円だった。また、3月利上げ観測が高まるなか、円相場は113円台前半での推移と反応は限られており、手控えムードにつながっている。
セクターでは海運が上昇率トップのほか、空運、倉庫運輸、卸売、化学、金属製品、鉱業がしっかり。一方で銀行が下落率トップ。証券、非鉄金属、鉄鋼、その他金融、輸送用機器が冴えない。売買代金上位では下げが目立つなか、三菱自<7211>、ヤマトHD<9064>、三菱商<8058>、SMC<6273>が堅調。
《SK》
提供:フィスコ