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【特集】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株大臣福ちゃん:アップル関連銘柄 注目のiPhone8発表前に

村田製 <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株大臣福ちゃん」氏(ブログ「株大臣福ちゃんの株会議」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年2月22日17時に執筆

アップル社はiPhoneやiPad、Macbookなどを製造する米企業で大注目されている。アップルはスティーブ・ジョブズ氏のもとで大きな発展を遂げ、ジョブズ氏の死後も高いブランド力を背景に多くの販売数を誇っている。アップルとの取引が実現すれば、企業収益に大きく貢献することとなる。

アップルブランドは不滅

アップルは、世界各地で高いブランド力を誇っている。製品品質も高く評価されてはいるが、「アップルだから買う」という顧客層が厚く、安定した売り上げにつながっている。

一時的にiPhone等の製品の販売台数が落ち込むことはあるものの、アップルファンからの根強い支持のもと、収益を確保し続けている。国内では携帯電話会社大手3社がともにアップル製品を取り扱うなど、消費者との接点も豊富である。

アップルのコアなファンではない人々にとっても、アップル製品は身近であり、スマートフォンやタブレット端末、コンピュータを購入する際に候補になりやすい。利用者が多いため、アクセサリー等の関連製品の選択肢も豊富で、さらにアップル製品の魅力度を高めている。

競合サムスン電子の不調はアップル関連銘柄にとって追い風

2016年には、スマホ市場でアップルの強力な競争相手であったサムスン電子が、バッテリー発火問題で失速した。航空機の運航に支障をきたすなどした結果、サムスン製スマホの問題点が大きく取り上げられることとなった。

Galaxyブランドは一定の評価を得ており、ファンもいただけに、サムスンにとっては大きな痛手であった。結果として、アップルを含めた競合他社の製品が売れやすい環境が整ったと言える。アップル関連銘柄はアップル製品の販売動向に大きく株価が左右される。したがって、サムスンのスマホバッテリー問題は、アップル関連銘柄にとって大きなプラスの影響を与えたと言えよう。

さらにサムスン電子は韓国の政治の不安定さの影響も受けている。アップル関連銘柄へのさらなる追い風が期待される。

アップル関連銘柄が注目されている理由とは?

アップル関連銘柄が注目されている理由は、アップルの製品が大量生産される点にある。ひとたびアップル製品に部品が採用されれば、一気に高額の収益を確保できるのだ。そして、アップルは定期的に新製品を発表する。

アップルファンの中には最新技術を搭載したスマホ等を使用したいと考えている人が少なくないからだ。結果として、アップル関連銘柄は、新製品にも部品が採用されるかどうかで業績が大きく変動する。そのため、投資リスクは高いものの、株価が急上昇する可能性にも期待が持てる。

テーマ株投資を通じて、短期間で大きく資金を増やしたいと考える投資家にとって、アップル関連銘柄は適した投資先と言えよう。アップルの新製品情報をキャッチしつつ、恩恵波及を期待して関連銘柄を保有する投資家がおり、値幅取りが行いやすいメリットもある。

福ちゃん注目のアップル関連銘柄

<6981> (株)村田製作所

京都府長岡京市に本社を置く。
電子部品を製造する大手メーカーである。セラミック技術に強みを持っており、スマホ向け部品を多数製造している。日本国内のスマホのうち、アップルが多くのシェアを占めていることから、アップルとの取引状況が村田製作所の業績に影響する。

<6753>シャープ(株)

《TM》

 提供:フィスコ

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