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【経済】フランス大統領選の行方は、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
2017年は欧州の政治イベントが多く予定されており、3月にオランダ総選挙、4月にフランス大統領選挙、秋口にはドイツ連邦議会選挙などが予定されていますね。これを受けて、2/22付け「主要通貨デイリー」にフランス大統領選についてのレポートが掲載されていますので、ご紹介しますね。

同レポートでは、足元で不透明感を強めているフランス大統領選に関して、『20日にオピニオンウェイ社が発表した世論調査結果によると、第1回投票で1位通過が見込まれている「国民戦線」のルペン氏(極右)が決選投票に臨んだ場合、マクロン氏(中道)、フィヨン氏(中道右派)いずれと戦っても敗北する見込みに変わりないものの、両候補との支持率格差が縮小。ルペン氏への支持がジワリと拡がりをみせつつある様子が示された。ルペン氏は反EU、移民排斥などを主張し、フランスのEU離脱(FREXIT)も視野に入れているとされる』と伝えています。

今後の動向については、『決選投票で「国民戦線」支持層以外が「反極右」で結集することで、ルペン氏勝利は回避されるとの見方をメインシナリオとしているものの、情勢は想定以上に混沌としている印象は否めない。欧州では、3月15日にオランダで総選挙も控えている。上述したフランス動向の金融市場全般への影響は足元では比較的限られているが、これら欧州の政治イベント、とりわけ仏大統領選が近づくに連れてリスク選好的な動きは抑えられ、今後の世論調査の結果次第ではリスク回避色を強める場面もあることが想定されよう』との見解を述べています。

これらを踏まえ、今後もフランス大統領選をはじめとした欧州の動向を注視していきましょう。詳しくは2/22付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《SK》

 提供:フィスコ

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