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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は3日ぶりに反発、最近の下落で値ごろ感が強まる

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 69052.02 +0.76%

21日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比519.16ポイント高(+0.76%)の69052.02で取引を終えた。69111.74まで上昇した後、一時68536.46まで
下落した。

中盤に上げ幅をいったん縮小させたが、その後は再び買い戻された。この日の欧米市場の上昇など堅調な海外市場が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。この日のNY原油価格は約8週ぶりの高値水準を更新した。一方、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、積極的に上値を追う展開はみられなかった。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表を控え、慎重ムードも強い。

【ロシア】MICEX指数 2127.72 +0.41%

21日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比8.63ポイント高(+0.41%)の2127.72で取引を終了した。2135.97から2111.55まで下落した。

売りが先行した後は買い戻され、その後は上げ幅をやや拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが活発になった。また、ブレント原油価格の上昇なども資源セクターの支援材料。石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長が減産合意の順守に自信を示したことが買い安心感を与えたもようだ。一方、指数の上値は重い。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の発表を控え、慎重ムードが強い。

【インド】SENSEX指数 28761.59 +0.35%

21日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比100.01ポイント高(+0.35%)の28761.59、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.65ポイント高(+0.32%)の8907.85で取引を終えた。

中盤にマイナス圏に転じる場面もあったが、その後は再び買い戻された。ITサービス大手タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)が自社株買い計画を発表したことが同セクターの支援材料。TCSはこのほど、総額1600億ルピー(約2720億円)に上る自社株の買い計画を発表。これはインド市場において過去最大規模となる。

【中国本土】上海総合指数 3253.33 +0.41%

21日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比13.36ポイント高(+0.41%)の3253.33ポイントと続伸した。約2カ月半ぶりの高値水準を切り上げる。

前日の好地合いを継ぐ。政策期待の高まり、年金資金の流入などが支援材料だ。このところの売買代金増を背景に、相場の先高観も強まっている。上海A株市場の売買代金は、今月中旬から増加基調を強め、昨日は約2500億人民元に上った。前日の上昇幅が大きかったため、朝方は利食い売りが散見されたものの、程なく買いが優勢となっている。

《CS》

 提供:フィスコ

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