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【市況】日経平均は37円高でスタート、自社株買い発表の楽天が大きく買われる/寄り付き概況

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 19419.22 (37.78)
TOPIX  : 1559.44 (3.84)

[寄り付き概況]

 日経平均は3日続伸してスタートしたのち、伸び悩む展開となっている。17日の米国市場ではNYダウが118ドル高となり、主要株価指数は揃って最高値を更新した。主要小売企業の決算が好感されたほか、原油相場の上昇や近く発表が予定される減税策への期待から終日堅調推移となった。こうした流れを受けて東京市場でも買いが先行したが、円相場が1ドル=113.50-60円近辺と円安一服となっているうえ、節目の19500円水準での上値の重さも意識されており、寄り付き後の日経平均は一時マイナスに転じる場面があった。

 売買代金上位では、自社株買いの実施を発表した楽天<4755>が急伸しているほか、東芝<6502>は半導体事業売却に関する一部報道を受けて買いが先行。三菱自<7211>、東レ<3402>、JFE<5411>の上げも目立つ。その他では、ソニー<6758>や三井物産<8031>が堅調で、トヨタ自<7203>やソフトバンクG<9984>は小高い。一方、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、任天堂<7974>が小安く、キーエンス<6861>やファナック<6954>は軟調となっている。

 セクターでは、鉄鋼、繊維製品、水産・農林業が上昇率上位。反面、陸運業、不動産業、パルプ・紙が下落率上位となっている。

《SK》

 提供:フィスコ

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