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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,300円~19,600円。 

 米ダウ平均は、1・2週間のうちに発表される大型減税の期待感からこの日も買いが先行、小売り大手企業の決算が好調であったことも追い風となり、指数は8営業日連続で史上最高値を更新。その影響でシカゴの日経先物も、大証の終値に比べ(日中比)65円程度値上がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方も買い方優勢からプラス圏での取引開始が予想される。

 一巡後は、欧米市場が比較的堅調で、ドルも抵抗線を割り込む寸前から反発(円は下落)している安心感から、輸出関連銘柄を中心にリスクオンの動きが強まる公算で、また、原油価格上昇もエネルギーセクターの好材料となることから、日経平均は今月の高値(19,519円)奪還を意識した展開となりそうである。

 ただ、米国市場は大型減税をかなり前倒しで織り込んできており、内容次第では短期的な調整も推測されることや、今晩FOMC議事録控え動きづらい点もあることから、19,500円近辺では上値が重くなることも想定されるだろう。

 テクニカル的には、ボリンジャーバンドの+2σ(19,586円)を上値メドに、下値は5日移動平均線(19,319円)が直近の支持線であるが、意外安からここを維持出来ない場合は、次の支持線である25日移動平均線(19,164円)が下値メドとなる。

 新興市場は、これまで1部市場から避難先として何度も逆行高を演じてきたが、本日の取引で大型株に資金が集中するようだと、史上最高値更新中のジャスダック平均などは短期的な過熱感から、利益確定の売りが出易いことの警戒が必要で、下値は月曜日に開けた上窓を閉める水準(2,907ポイント)まで視野に入れておきたいところで、マザーズ指数は、引き続きボリンジャーバンド+2σ(1,040ポイント)~+1σ(1,021ポイント)のレンジ内取引となりそうだ。

 本日の予想レンジ 19,300円~19,600円。(ストック・データバンク 編集部)

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