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【市況】NY株式:ダウは118ドル高、好調な小売決算を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

21日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は118.95ドル高の20743.00、ナスダックは27.37ポイント高の5865.95で取引を終了した。複数の主要小売決算が好感され、買いが先行。目立った経済指標の発表が無い中、原油相場の上昇や、近く発表が予定される減税策への期待から終日堅調推移となった。S&P500、ナスダック総合指数、ダウの主要株価指数が揃って最高値を更新した。セクター別では全面高となり、不動産やヘルスケア機器・サービスの上昇が目立った。

小売最大手のウォルマート(WMT)は決算が予想を上振れたほか、増配も好感され、上昇。ホームセンターのホーム・デポ(HD)も好決算を受け、買われた。通信大手のベライゾン(VZ)は、検索大手のヤフー(YHOO)のネット事業買収に関して、個人情報漏洩問題などで買収価格を44.8億ドルに引き下げることで合意し、堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は、モルガンスタンレーによる目標株価引き上げを受け、買われた。

本日、ミネアポリス連銀総裁は労働市場には改善余地があるとして、利上げに慎重な考えを示唆した。一方で、フィラデルフィア連銀総裁は今後の展開を注視するものの、3月利上げの可能性は排除しないとの認識を示した。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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