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【市況】米国株見通し:7営業日続伸で過熱警戒感を意識も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2351.00(+3.00) (18:30現在)
ナスダック100先物 5337.00(+11.25) (18:30現在)

18:30時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。また、NYダウは35ドル高程度で推移。欧州は小幅ではあるが高安まちまちで推移している。また、原油先物相場は、小高く推移している。

20日の米株式市場は、プレジデンツデーの祝日で休場だった。NYダウは足下で7営業日続伸となるなか、過熱警戒感が意識されている。しかし、トランプ大統領と議会がどのような政策で景気を刺激するのかが不透明なため、政策待ちとなる。月末にかけては利益確定も警戒されそうだが、現時点では良好な需給状況の中では、売り込みづらさもあろう。

また、22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表を見極めたいところでもあろう。なお、JPモルガンでは、次回の米利上げ予想時期を6月から5月に前倒しするなど、早期利上げに対していっそう現実味が増してきている。サンフランシスコ、ミネアポリス、フィラデルフィアの各地区連銀総裁の講演も予定されており、利上げに関する発言等が市場の変動要因になりそうだ。

その他、今週は小売企業の決算発表が予定されている。本日はホームセンターのホーム・デポ、小売最大手のウォルマート、百貨店のメーシーズが予定されている。年末商戦での売上不振に加えて、複数のアナリストが業績見通しや投資判断を引き下げており、小売決算には警戒感が広がっている。ウォルマート辺りの決算内容次第では、利食いの流れが強まるリスクがありそうだ。なお、経済指標では製造業PMI(2月)、サービス業PMI(2月)、総合PMI(2月)が予定されている。

《KK》

 提供:フィスコ

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