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【市況】自律反発を意識しつつも、上値追いは慎重/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 19339.63 (+88.55)
TOPIX  : 1552.35 (+5.34)

[後場の投資戦略]

 日経平均は続伸で5日線を回復してきている。円相場が1ドル113円台半ばとやや円安に振れて推移しているほか、東芝<6502>がプラス圏で推移していることも安心感につながっている。前日に日経平均のけん引役だったソフトバンクG<9984>、ブリヂストン<5108>は利食い優勢ながらも小幅な下げにとどまっており、こちらもセンチメントを明るくさせている。

 想定内の動きではあろうが、日経平均は25日線からのリバウンドで5日線を回復し、一目均衡表では雲上限が支持線として機能する格好でのリバウンドをみせている。遅行スパンについても実線を突破して、上方シグナルを発生させてきている。想定内とはいえ自律反発狙いの動きに向かいやすいところであろう。

 ただし、22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表されるため、この内容を受けて、より3月利上げへの思惑が強まる可能性を見極めたいところであるほか、トランプ大統領と議会がどのような政策で景気を刺激するのかが不透明なため、政策待ちとなる。自律反発を意識しつつも、上値追いは慎重だろう。中小型株についてもトレンドが強まりやすい半面、資金の逃げ足の速さが目立つ。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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