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【経済】日米の注目経済指標:1月新築住宅販売件数は反動増の予想


2月20日-24日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■20日(月)午前8時50分発表予定
○(日)1月貿易収支-予想は-6291億円
参考となる1月上中旬分の貿易収支は-1兆1096.5億円で赤字幅は前年同期比との比較でやや拡大。前年1月の貿易収支は-6477億円だったことから、今年1月の貿易収支も同程度の貿易赤字を計上する可能性がある。市場予想は妥当か。

■21日(火)午後11時45分発表予定
○(米)2月マークイット製造業PMI-予想は55.3
参考となる1月実績は55.0。また、関連指標の2月NY連銀製造業景況指数は18.7に大幅改善となっている。雇用情勢の改善が続いていることから、2月の数字は1月実績に近い数字となる可能性がある。

■21日(火)午後11時45分発表予定
○(米)2月マークイットサービス業PMI-予想は55.7
参考となる1月実績は55.6。12月実績を上回っており、新規受注や雇用は順調だった。2月については雇用がまずまず堅調であることから、1月実績と同水準となる可能性がある。トランプ政権の減税策や雇用拡大への期待は持続しており、指数の上昇に寄与するものとみられる。

■22日(水)日本時間23日午前0時発表予定
○(米)1月中古住宅販売件数-予想は554万戸
参考となる12月実績は年率換算で549万戸、前月比-2.8%だった。市場予想の555万戸程度を下回った。在庫減少が主な要因。ただ、販売価格(中央値)は前年同月比で上昇しており、市況悪化の兆しはみられない。1月については在庫減少の影響が多少残るものの、12月実績をやや上回る見込み。

■24日(金)日本時間25日午前0時発表予定
○(米)1月新築住宅販売件数-予想は57.1万戸
参考となる12月実績は年率換算で53.6万戸、前月比では-10.4%と予想を下回った。北東部での販売は大幅に増加したが、中西部や南部、西部で減少。1月については12月に減少した反動で増加が予想される。在庫水準は回復しており、販売増加につながる見込み。

その他の主な経済指標の発表予定は、23日(木):(米)1月シカゴ連銀全米活動指数。

《FA》

 提供:フィスコ

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