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【市況】NY株式:ダウは4ドル高、減税策への期待が株価を下支え

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

17日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は4.28ドル高の20624.05、ナスダックは23.68ポイント高の5838.58で取引を終了した。連休を控えて利益確定の動きが広がり、売りが先行。本日は主要経済指標の発表に乏しいなか、トランプ大統領が数週間以内の発表を予定している減税策への期待や、食品業界の大型買収の動きが下値を支え、小動きとなった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や商業・専門サービスが上昇する一方でエネルギーやヘルスケア機器・サービスが下落した。

食品会社のクラフト・ハインツ(KHC)は、英蘭系食品・日用品大手のユニリーバに対する1430億ドルの買収提案が拒否されたものの、交渉継続への期待から上昇。航空機のボーイング(BA)は、トランプ大統領が同社イベントに参加し、同社製戦闘機の発注検討について言及し、買われた。一方で、医療保険のユナイテッドヘルス(UNH)は高齢者向け公的医療保険(メディケア)加入者への過大請求を巡り、司法省が提訴したことが報じられ、下落。食品メーカーのゼネラルミルズ(GIS)は売上高見通しの引き下げが嫌気され、軟調推移となった。

2月20日(月)はプレジデンツ・デーの祝日で米国株式相場は休場となる。来週は小売各社の11-1月期決算が多数予定されている。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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