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2017年02月17日15時20分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):トレンド、新日本電工、RSテクノ

トレンド <日足> 「株探」多機能チャートより
■トレンドマイクロ <4704>  4,805円  +410 円 (+9.3%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 16日、ウイルス対策ソフト大手のトレンドマイクロ <4704> が決算を発表。16年12月期の連結経常利益は前の期比3.1%増の351億円と、従来予想の289億円を上回り減益予想から一転して増益で着地。続く17年12月期も前期比7.3%増の377億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。前期業績の上振れはストックオプション関連費用やマーケティング費用などが想定を下回ったことが背景。今期は前期に買収したTipping Pointが通期フル寄与する北米事業を中心に業績が拡大し、11.6%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、従来未定としていた前期の期末一括配当を141円(前の期は110円)実施するとした。なお、今期の年間配当は未定としている。

■新日本電工 <5563>  344円  +19 円 (+5.9%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 新日本電工<5563>が急伸、昨年来高値を更新した。同社16日、16年12月期の連結業績予想の修正を発表し、最終損益は10億円の赤字から1億円の赤字(前の期は141億8100万円の赤字)へ修正した。合金鉄市況の回復で当初10億円を予定していた追加の減損を行わないことから赤字幅が縮小する。17年12月期の業績は急回復する見込みだ。売上高660億円(前期推定比14%増)で、最終損益は35億円の黒字を予想している。主力のフェロマンガンの国際市況が昨年末にかけ上昇基調にあり、今期も緩やかな値上がりが続く見通しだ。合金鉄事業の徳島工場における新規取得固定資産は、今後の収益好転が見込めることから今期の減損計上は見送る。これに伴い、3期連続の最終赤字は回避される見通しだ。

■RSテクノ <3445>  5,700円  +290 円 (+5.4%)  本日終値
 RS Technologies <3445> が5連騰し、連日で上場来高値を更新した。同社は14日に決算を発表。16年12月期の連結経常利益は前の期比54.7%増の14.5億円に拡大して着地。続く17年12月期も前期比25.9%増の18.2億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことを材料視した買いが続いている。前期は三本木工場の生産力増加や台湾新工場の本格稼働で、下期に再生処理した半導体シリコンウエハーの販売が大きく伸びた。今期も両工場のフル稼働で、今後も拡大が見込まれる半導体関連メーカーの需要を取り込み、大幅増益を達成する見通しだ。

■薬王堂 <3385>  2,324円  +108 円 (+4.9%)  本日終値
 薬王堂<3385>が大幅3日続伸。16日夜のテレビ東京系トーク・ドキュメンタリー番組「カンブリア宮殿」で、投資ファンドのレオス・キャピタルワークスの藤野英人社長が注目している企業として挙げており、これを好材料視した買いが入った。同氏によると、「東日本全体が薬王堂で占められる日が来るのではないかと思うくらい面白い企業」と評価。また、同社のほか番組で取り上げられたニイタカ<4465>も堅調な推移となっている。

■ジオスター <5282>  1,072円  +48 円 (+4.7%)  本日終値
 ジオスター<5282>が4連騰と新値追い継続。足もと軟化傾向にある東証1部市場を横目に東証2部市場の強さが目立つ。2部指数はきょうまで3日続伸、2月にはいってから前日比マイナスだった日はわずかに2営業日しかない。そのなか、同社株はその象徴として上昇基調を鮮明としている。建設用コンクリート2次製品メーカーで、新日鉄住金<5401>が同社の40%の株式を保有する筆頭株主で販売先となっている。トンネルの内壁材であるセグメントでトップシェアを持つが、東京外郭環状道路向けトンネル用で大型案件を受注、地下河川や共同溝向け土木製品も好調だ。17年3月期業績は2度にわたる増額を経て営業利益は前期比2.4倍の27億1000万円と高変化が見込まれている。また、配当も16年3月期の10円から17円50銭に大幅増配することで市場の注目を集めた。来期については、横浜湘南道路、横浜環状南線など横浜エリア向けの受注増加が収益を支え2ケタ増益が有望視されている。

■日本セラミック <6929>  2,283円  +87 円 (+4.0%)  本日終値
 日本セラミック<6929>が全体地合い悪に抗して上昇、急勾配の5日移動平均線を足場にマドを開けて買われた。同社は赤外線センサーで世界でも抜群の実績とシェアを有しており、自動運転分野など車載向けで今後の収益機会が広がるとの見方が強い。市場では「同社は前週末に好決算と合わせて自社株買いを発表しており、週明け13日に人気化した。直近はゴールドマン・サックス証券が投資判断を『買い』に引き上げ、目標株価を2600円引き上げたことで、これが改めて材料視された。電子部品セクター全般は足もとの収益環境改善が指摘されており、同社株はその連想が働いている部分もある」(大手ネット証券アナリスト)としている。

■シャープ <6753>  331円  +9 円 (+2.8%)  本日終値
 シャープ<6753>は買い優勢。同社は17日寄り付き前、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。営業損益を373億円から474億円(前期1619億6700万円の赤字)へ、最終損益を372億円の赤字から271億円の赤字(同2559億7200万円の赤字)へそれぞれ上方修正した。売上高は2兆500億円(前期比16.7%減)で据え置いたものの、損益の改善を評価する買いを呼び込んだ。原材料購入に関する契約内容を変更したことで、買付契約引当金が減少し、売上原価が減少する見込みとなったことが背景。同社は台湾・鴻海精密工業傘下で経営再建を進めているが、足もとの収益は改善傾向にあることが確認されている。

■山一電機 <6941>  1,504円  +39 円 (+2.7%)  本日終値
 山一電機<6941>は全般地合い悪の間隙を縫って上昇トレンドが鮮明、3連騰で2006年4月以来約11年ぶりの高値圏に浮上した。スーパーサイクル突入ともいわれる好調な半導体需要を背景に、IC基板装置や検査装置に使うバーンインソケットで断トツの世界シェアを誇る同社にも強力な追い風が吹いている。17年3月期の連結最終利益は従来予想の17億8000万円から20億円(同39.0%増)へ大幅上方修正している。発行株数2300万株と小型で浮動株比率も低いが、流動性に富んでおりファンド系資金とみられる継続的な買いも観測される。また、直近話題を集めている「ひふみ投信」の組み入れ上位銘柄にも入っていることで、個人投資家など短期筋の買いも誘っているもようだ。

■福井コン <9790>  2,872円  +56 円 (+2.0%)  本日終値
 福井コンピュータホールディングス<9790>は反発。16日の取引終了後、子会社福井コンピュータドットコムが、バーチャルリアリティー(仮想現実、以下VR)技術を活用して、圧倒的な没入感でマンション完成イメージが体感できる「マンションVRシステム」を4月に正式リリースすると発表したことが買い材料視された。同システムは、「検討するタイプのモデルルームがない」「希望階の眺望イメージがよく分からない」などのモデルルーム利用者の要望に対し、「リアル」のモデルルームでは訴求しづらい部分を「バーチャル」のVRシステムで補完するのが狙い。フル3Dのバーチャル空間を見回すだけではなく、ユーザーの目線で自由に歩き回ったり、手をかざしたり座ったりするなどして、その場にいるかのような圧倒的な「没入感」を得ることができるとしている。なお、正式リリースに先駆けて東京建物<8804>が手掛けた「ブリリアタワー八王子」にシステムを導入し、2月から試験運用を開始しているという。

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